木の格子が特徴のFractal North、ジサトライッペイがオシャレ&リーズナブルにこだわったBTOPC
ZEFT Z45BSD
パソコンショップSEVENは、豊富なPCケースやPCパーツのラインアップがあり、BTOパソコンのベースモデルから、さらに自分好みに色々とカスタマイズできるのが大きな特徴だ。また電源が不足する、エアフローが足りないといった構成は、選択の段階でできなくなっているので、パソコンに詳しくない人でも、安心してカスタムできる。
自由度の高いカスタマイズが可能ということで、アスキー編集部のジサトライッペイとつばさにも、今ほしいBTOパソコンをテーマにカスタマイズしてもらった。どのような理由で構成したのかは以下の記事をチェックしていただきたいのだが、今回はジサトライッペイがカスタマイズしたモデルがどのようなマシンなのか、チェックしていこう。
関連記事:PCケースもパーツも! イッペイ&つばさが理想のBTOPCをカスタマイズ、どんな構成に?
ベースモデルからパーツ変更でさらに価格を下げたリーズナブルな1台
ジサトライッペイがカスタマイズしたベースモデルは「ZEFT Z45BSD」。Fractal Designの「North」ホワイトモデルを採用したゲーミングパソコンで、標準構成は以下のとおり。
ジサトライッペイは、ここからさらに価格を下げるべく、以下のカスタマイズを実施している。
CPU:Core i7-14700KF→Core i7-14700F
マザーボード:ASUS TUF Gaming H770-PRO WIFI→ASRock B760M Pro RS WiFi
CPUクーラー:CoolerMaster 240L CORE ARGB→Deepcool LE520
SSD:WD Black SN770 1TB→SSD Crucial T500 1TB
光学式ドライブ:DVDマルチ ブラック(外付けUSB)→なし
価格(税込):29万8980円→29万2520円
※取材時の構成となります。販売終了しているカスタマイズパーツもあるので、詳細は直販サイトを参照ください。
この変更で6460円価格を下げることができる。ただ、SSDのみ現在はCrucial T500 1TBよりWD Black SN770 1TBのほうが価格が下回っているため、こちらは価格で考えるなら変更しないほうがよさそうだ。変更なしだとさらに4400円価格が下がり、28万8080円となる。
ではここから、パソコン本体についてチェックしていこう。
フロントに木の格子を採用する「Fractal North」
パソコンデスクだけでなくリビングにも!
Fractal Designの「North」を採用
ZEFT Z45BSDは、PCケースにFractal Designの「North」を採用している。フロントパネルに木の格子を採用しているのが最大の特徴で、ホワイトモデルの場合はオーク材となっている。
フロントパネルにオーク材を使った木の格子を採用している
欧風家具とも合うようなデザインとなっており、パソコンデスク周りをオシャレにしたい人はもちろん、リビングでテレビと接続して使いたいといった用途にもオススメできる。フロント以外は全体的にホワイトで統一されているほか、電源ボタンや足部分にアクセントとしてシルバーを散りばめているのも好印象だ。
ケースのサイズは、およそ幅447×奥行215×高さ469mm。見た目がオシャレなだけにパソコンデスクでもリビングでも机やテレビ台の上に置いておきたいところ。コンパクトといえるサイズではないが、ミドルタワーの中ではちょっと小さい方に感じるため、デスクや台の上にも比較的設置しやすいだろう。
サイドパネルは、前方以外はメッシュパネルとなっている。ZEFT Z45BSDの場合はRGBライトを採用する水冷CPUクーラーを搭載しており、メッシュパネルから光が漏れ出ていた。ガラスパネルほどの主張はないものの、控えめに漏れる光が、Northと合わせるとちょうどよく感じる。ビカビカ光らせるのは嫌だけど、ライティングは少しほしいという人にもオススメだ。なお、前面のファンもRGBライトを搭載しているので、暗くすると格子の間からファンの光も漏れ出て、そちらの雰囲気もいい。
サイドパネルにはメッシュを採用しており、ほんのりと光が漏れ出ている
天面もメッシュを採用しており、通気性もよい
天面前方には、ヘッドフォン出力、マイク入力、USB Type-A×2、USB Type-Cが備わっている。すごく多いというわけではないので、ここは抜き差しすることが多いデバイスを接続するといいだろう。
前面インターフェースは必要最低限といったところгЃ
余裕のあるケース内部
BTOパソコンだから見た目も超キレイ
サイドパネルを開けたところ。かなりスッキリしている
では、ケース内部を見ていこう。CPUクーラーには、ジサトライッペイがカスタマイズしたDeepCoolの「Deepcool LE520」が搭載されていた。ポンプヘッドは周りとロゴが光るのみで、このシンプルさがNorthとも合っているなと感じる。
DeepCoolの「Deepcool LE520」を搭載
全体的に見るとケース内部はスッキリしていて、メンテナンスもしやすそうだ。また、BTOパソコンのよさとして、専門のスタッフさんがしっかりとケーブルマネージメントをしてくれているという点もある。ケーブルは極力見えないように裏に回してあり、裏でもきちんとまとめてあるので、掃除するときにケーブルがピョンと出て来たり、ぐちゃぐちゃなケーブルを外に出して掃除したものの、今度は入らなくなった……といった心配もない。
また、電源は見えないようになっており、主要パーツの熱源と分けられている。最近のPCケースでは主流になってきているが、電源の熱が主要パーツに干渉しないようになっているのは、うれしいポイントといっていいだろう。
マザーボードは、ASRockのB760M PRO RS WiFiが採用されている。電源回路はDr.MOSを用いた7+1+1フェーズ構成で、PCI Express 5.0をサポート。さらに、有線LANは2.5GbEに対応し、Wi-Fi 6Eをサポートした無線LANも装備する。メッシュパネルなのでケース内部を見ることは少ないが、ヒートシンクのシルバーと周りのブラックの配色が、Northのケース内部ともマッチしていていい。
マザーボードは、ASRockのB760M PRO RS WiFiを採用。シルバーのヒートシンクがケースとの相性もいい
以上のように、ZEFT Z45BSDはFractal Northを使用し、映えパソコンデスクを構築したい人はもちろん、リビングで使うパソコンとしてもオススメできるオシャレなデザインとなっている。
ケース内部もしっかりとケーブルマネージメントが施されており、スッキリしているのでメンテナンスもしやすい。ジサトライッペイカスタマイズだと、28万8080円からと30万円以下で購入できるので、そこまで高額という価格でないのもうれしいポイントだ。
では、実際に本機がどれくらいの性能を持っているのか、次回はベンチマークをチェックしていく。
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