悪天候に強い小祝さくら、ツアー史上初の快挙に王手「すごくパッティングの調子がよくて」【女子ゴルフ】
小祝さくら
◇29日 資生堂レディスオープン第2日(横浜市旭区、戸塚CC西コース)
前戦のアース・モンダミン杯に優勝した小祝さくら(26)=ニトリ=がツアー史上初の『1週間(7日間)で2勝』に王手だ。5バーディー、ノーボギーの67で回って、首位に1打差の通算8アンダー2位に浮上した。逆転で2試合連続Vなるか。首位は9アンダーで堀琴音(28)=ダイセル=がつけた。
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月曜の24日に今季2つめの優勝カップとV賞金5400万円を手にしたばかりの小祝。プロ野球の先発投手風に言えば『中5日”でまた優勝のチャンスがやって来た。1週間以内に2勝達成となれば、ツアー史上初の快挙だ。
「今日はすごくパッティングの調子がよくて」。2、4番で4メートルのバーディーパットを立て続けに決めると、9番ではショットをピンそば1メートルに。12番で3メートル、14番では5メートルも沈めた後、最終18番では4メートル半のパーパットを入れて、ノーボギーで上がった。
悪天候、変則日程に強い。前週もサスペンデッドを挟んで5日間の大会となり、3月に優勝したヤマハレディースは荒天で54ホール短縮に。過去にはNEC軽井沢72ゴルフで27ホール短縮競技に勝つなど『重馬場”で無類の勝率を発揮している。
中止となった前日の2日目は「午前中に練習場に行って、午後はみなとみらいのニトリでたくさん家の買い物をしました。持っていた商品券の期限が迫っていたので、ちょうどよかった」とリラックス。「明日(30日)は自分のベストを尽くしてやるだけ」というが、オンオフの切り替えも天候に翻弄(ほんろう)されない理由のようだ。