佐々木麟太郎4打数2安打、途中から三塁の守備も MLBドラフトリーグ

佐々木麟太郎（AP)

　◇MLBドラフトリーグ　トレントン・サンダー 9-5 ステートカレッジ・スパイクス（2024年6月27日　米ニュージャージー州トレントン）

　花巻東高（岩手）から米スタンフォード大に進学予定で、若手選手の登竜門「MLBドラフトリーグ」に参加中の佐々木麟太郎内野手（19）が27日（日本時間28日）、トレントン・サンダーの一員として本拠ステートカレッジ・スパイクス戦に「5番・一塁」で先発出場。4打数2安打で、5回からは三塁の守備についたが、打球を処理する機会はなかった。

　0-0で迎えた2回1死走者なしの第1打席で右前打。ヒットと四球で三塁へ進み、無死満塁から遊ゴロの間に先制のホームを踏んで、この回一挙5得点の口火を切った。3回1死一塁の第2打席は投ゴロ、5回無死一塁の第3打席は二飛に倒れたが、7回2死走者なしの第4打席で右前打を放ち、今季2度目のマルチヒットとなった。

　佐々木は26日（同27日）のステートカレッジ戦で今季3号本塁打をマーク。打球速度106マイル（約170.5キロ）、33度の角度で上がった打球は中越えの407フィート（約124.0メートル）弾で、米国での最速＆最長弾となった。

　試合は9回に追い上げられたものの、トレントンが9-5で勝利。8勝11敗として最下位を脱出し、5位へ浮上した。佐々木は今季13試合で44打数12安打、打率・273、10打点、3本塁打となっている。