韓国「セクシー騒動」のウラで、再びの「日韓崩壊」の”危なすぎる現実”
韓国「セクシー騒動」と「総選挙」
韓国で日本のセクシー女優たちを呼ぶ予定だったファンミーティング・イベントが、国会議員まで巻き込む騒動となっている。
もともとは、韓国の企画会社がアダルトフェスティバルとして人気の高い日本のセクシー女優数名も呼ぶファンミーティングを企画した。この企画イベントは当初から成人を対象にされており、チケット購入にも会場入場にも日本でいうマイホカード(住民カード)の確認が必要というものだった。
それだけ徹底管理しているにもかかわらず、一部の組織が反対の声をあげたのだ。反対の理由のひとつは「子供たちへの悪影響」などで、当初ソウルから車で40分ほど南に下った水原(スウォン)市で予定されていたが、開場予定地の近くに学校もあったことで、自治体も難色を示したという。
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次の候補地として浮上したのは坡州(パジュ)市で、ここはソウルから仁川空港に行く途中にある。ここでも水原市の騒動が耳に入っていることもあったからか、受け入れが難しくなったという。
結局、このイベントの開催は多くの人たちに阻まれ、断念せざる得なくなったわけだが、私はどうにも違和感をぬぐえない。というのも、4月の韓国の総選挙では「前科者」や「疑惑の人」たちが次々に当選して、唖然としたばかりである。そうした人たちに国を任せる民意を示しながら、「子どもへの悪影響」などと言う政治家たちの言葉の軽さをどうとらえればいいのだろう。
子供への悪影響と言うのであれば、はるかに今回の選挙結果のほうが悪影響だと思うのは私だけだろうか。
「疑惑」の人たち
かつて、韓国で「ラヴ・ドール」騒動というのが起きたことがあった。この「ラヴ・ドール」の輸入に対して市民団体が物申して裁判になったのだ。
結局、判決は「問題なし」だったが、税関が「不適物」として保留処理を行い、その物議が国会にまで広がったのである。国会では「ラヴ・ドール」を座らせ正か否かを話していたが、これほど“異様”な国会審議は見たことがなかった。
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いずれにしても、今回の騒動を見ながら頭から離れないワードがある。これから韓国で起きるどんな騒動も、「犯罪」「子供への悪影響」という2つのフィルターを通す場合、“疑惑の人”たちを選んだ選挙結果の民意を踏まえて考えさせられるだろうということだ。
私が韓国に住み、今回の選挙結果を見て左派思想が国民の思考を麻痺させるほど浸透していたことに驚いた。
しかし、それよりも今回の選挙結果が「子供に与える影響」が心配でならない。
最悪のシナリオ
選挙の大敗で今後、大統領は苦しい立場にさらされるが、どこまで意地を張れるかによって今後の日韓関係も大きく左右されると思われる。
支持率の下落に耐えられなくなって、かつての大統領のように「反日」を姿勢で示したり、あるいは竹島に上陸するなどというパフォーマンスに及べば、日韓関係は再びの「崩壊」に流れていくだろう。
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そうなれば、文在寅時代の「悪夢」の復活であり、あの時以上の最悪なシナリオが待ち受けている可能性もある。
さらに連載記事『韓国で「反日大復活」という“悪夢のシナリオ”が、まさかの「現実味」を帯びてきた“ヤバすぎる理由”』では、いま韓国で起きている“もう一つの異変”についてレポートしよう。