柿沢未途氏が議員辞職願を提出 公選法違反の罪で起訴
柿沢未途氏
東京都江東区長選をめぐる事件で、東京地検特捜部に公職選挙法違反(買収、有料ネット広告)の罪で起訴された衆院議員の柿沢未途被告(53)=東京15区、自民党を離党=が1日、額賀福志郎・衆院議長宛てに議員辞職願を提出した。午後の衆院本会議で許可される見通し。
柿沢氏の議員辞職に伴う補欠選挙は、4月16日告示、28日投開票の見込み。細田博之前議長の死去による衆院島根1区補選や、自民党派閥の政治資金パーティーをめぐる事件で谷川弥一氏=自民を離党=が衆院議員を辞職したことに伴う衆院長崎3区補選と同日となる。
柿沢氏は2023年4月の江東区長選で、公選法で禁じられた有料ネット広告の利用を前区長に勧めていたことが発覚し、同年10月に法務副大臣を辞任した。東京地検特捜部による国会議員会館の事務所(東京・永田町)などの家宅捜索を受け、自民を離党した。その後に公選法違反容疑で逮捕され、今年1月17日に起訴された。
柿沢氏は衆院東京15区選出の当選5回で、09年衆院選にみんなの党から立候補して初当選。21年衆院選後に自民の追加公認を受けた。