初回に井上尚弥ダウン、大橋会長「寿命が縮まった」「次はいつもの尚弥で試合してほしい」
1回、ルイス・ネリ(右)を攻める井上尚弥(6日)
東京ドーム(東京都文京区)では34年ぶりとなるボクシングの世界戦4試合が6日に行われた。メインイベントでは、世界4団体スーパーバンタム級統一王者の井上尚弥(31)(大橋)が、世界ボクシング評議会(WBC)同級1位のルイス・ネリ(29)(メキシコ)を6回TKOで下した。東京ドームでのボクシング興行は、1988年と90年に世界ヘビー級統一王者だったマイク・タイソン(米国)の防衛戦が行われて以来で3度目となった。
井上尚は、1回にダウンを喫したが、2回以降に計3度のダウンを奪って快勝した。日本男子最多記録を更新する世界戦22連勝となり、通算勝利数22も、井岡一翔(35)(志成)が持つ最多記録に並んだ。
井上尚は試合後、「プレッシャーがあったが、皆さんの力が僕のパワーになりました」と語った。
大橋ジムの大橋秀行会長「この2か月、準備で寿命が縮まったが、試合内容も寿命が縮まった。次はいつもの井上尚弥で試合をやってもらいたい」