首相、派閥の裏金疑惑対応で自民に新組織「年明け早い時期立ち上げ」

首相官邸を出る際、取材に応じる岸田文雄首相=2023年12月25日午後6時57分、岩下毅撮影

　自民党派閥の政治資金パーティーをめぐる疑惑を受け、岸田文雄首相（党総裁）は25日夜、年明けの早い時期に自民党内に政治改革を議論する新組織を立ち上げる考えを表明した。首相官邸で記者団の取材に応じた。

自民党幹部との会合に臨むため、党本部に入る岸田文雄首相=2023年12月25日午後4時30分、東京・永田町、岩下毅撮影

　首相は同日夕、党本部で麻生太郎副総裁や茂木敏充幹事長ら党幹部と裏金問題をめぐる捜査の状況や今後の対応について協議した。その後、記者団に党幹部らとの協議について、「年明けできるだけ早い時期に党の信頼回復のための組織を立ち上げるなど、毅然（きぜん）とした対応をとっていくことを確認した」と説明。「党の信頼回復のために全力で取り組まなければならないと強く感じている」と語った。