【宝塚記念展望】Ｇ１・４勝目を狙うドウデュースが不動の主役

※騎手は想定

　「宝塚記念・Ｇ１」（２３日、京都）

　上半期を締めくくる初夏のドリームレース。中心を担うのは昨年の有馬記念を制し、グランプリ連覇の懸かるドウデュースだ。ファン投票では昨年のイクイノックスを更新する歴代最多得票を獲得。人気、実力ともに現役屈指の存在だ。前走のドバイターフは、出遅れて直線もスムーズに外に持ち出せず５着と消化不良の競馬に終わった。国内復帰戦の今回は意欲的な攻めを消化し、反撃への態勢は万全。１週前にまたがった武豊も「直線の反応も良く、落ち着いていて気分良さそうだった。何も言うことはない」と好感触。同馬にとって阪神、東京、中山に次ぐ主要４場でのＧ１制覇へ向け、視界は良好だ。

　ジャスティンパレスも有力候補。唯一手にしているＧ１タイトルは昨年の天皇賞・春だが、昨年の当レースで３着、天皇賞・秋で２着と中距離でもトップレベルのパフォーマンスを発揮している。今回はコンビを組んで４戦４勝と相性抜群のルメールが鞍上。実績のある京都外回りで久々のＧ１制覇を狙う。

　ファン投票で３位に選ばれたベラジオオペラは前走の大阪杯でＧ１初制覇。昨年のダービー前には夏負けの影響もあったが、今回は陣営も工夫。１週前追いでは抜群の動きを披露しており、状態面に不安はない。

　他には京都巧者のディープボンド、昨年の皐月賞馬ソールオリエンス、大阪杯２着のローシャムパーク、力のいる馬場ならブローザホーンが浮上する目も十分にありそうだ。