東洋大の柳田大輝が9秒97! も追い風参考 「平塚の風にやられました」陸上日本学生個人100M
柳田大輝
◆陸上 日本学生個人選手権第2日(15日、神奈川・平塚市レモンガススタジアム平塚)
男子100メートル準決勝が行われ、第3組で東洋大の柳田大輝(3年)が9秒97(追い風3・5メートル)で1着となった。自身初めて10秒の壁を突破したが、惜しくも追い風参考記録(公認は追い風2・0メートル以内)となった。
「平塚の風にやられました。公認になってほしかった」と柳田は苦笑い。柳田は今大会の出場選手の中で最速の日本歴代7位の10秒02の自己ベスト記録を持ち、パリ五輪参加標準記録(10秒00)まで0秒02まで迫っている。「追い風参考ですが、初めて9秒台を出せました。スタートは良くなっています」と前向きに話した。
この日午前10時5分から行われた予選では第3組で10秒23(追い風1・1メートル)の1着、全体2位で準決勝に進出した。
決勝は同日5時30分スタート。予選、準決勝と一日3レースが行われる。柳田は決勝に向けては「自分の体とコーチと相談して決めたい。走るのであれば、しっかり準備します」と冷静に話した。