皇族の人数確保策、各党で意見まとまらず…国会閉会後も議論「丁寧な議論を通じて早く結論を」
額賀福志郎衆院議長と尾辻秀久参院議長は14日、皇族数確保策に関する各党からの意見聴取を始めた。女性皇族の結婚後の夫や子の扱いなど意見の隔たりがあることから丁寧な議論を求める声が相次ぎ、23日の今国会会期末までの意見集約を見送り、閉会中も議論を続ける方向となった。
意見聴取後、立憲民主党の馬淵澄夫衆院議員は報道陣の取材に「すぐ何か決めてしまうことではなく、丁寧な議論を通じて早く結論を出さなければいけない」と閉会後も議論する意向を伝えたことを明らかにした。額賀氏も同意したという。日本維新の会の藤田文武幹事長も取材に「日程闘争とか下世話なところから一線を画してやるべきだ」と述べた。
皇族数確保策を巡っては、与野党協議が5月17日にスタート。額賀氏は今国会中の意見取りまとめを目指す意向を示していた。(山口登史)
安定的な皇位継承に向けた与野党協議で、意見聴取に臨む衆院の額賀議長(右列手前から2人目ら)=佐藤哲紀撮影
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