73年ぶり新造の捕鯨母船「関鯨丸」、東京港に初入港…社長「商業捕鯨続けられる」
国産の捕鯨母船としては73年ぶりに新造された「 関鯨(かんげい) 丸」が23日、東京港に初入港した。25日に出港し、東北と北海道沖でニタリクジラやイワシクジラを求めて操業する予定で、今回が初めての漁となる。
東京に到着した「関鯨丸」(23日午前、東京都江東区で)=佐藤俊和撮影
関鯨丸は全長113メートル、幅21メートルで、捕鯨会社「共同船舶」(東京)が建造し、今年3月に完成した。捕獲可能な鯨として水産庁が追加を検討している大型のナガスクジラも引き揚げることができる。
東京港に初入港した「関鯨丸」(23日午前、東京都江東区で)=佐藤俊和撮影
同社の所英樹社長(69)は「新船が完成し、商業捕鯨が続けられることは意義深い。誇りを持って捕鯨をしていきたい」と語った。