「スカートの下にスパッツ履いて!」5歳の娘が心配でたまらない母の胸中/スカートの呪いが解けるまで(1)
スカート履いていいからこのズボン下に履こ?
「スカート履くなら絶対下に履いて!」嫌がる娘に、何としてもスパッツを履かせようとする漫画家・魚田コットンさん。彼女をそうさせるのは、心にトラウマとなって影を落とす過去の出来事…。
幼い頃からフリフリのワンピースや髪形で女の子らしさを強要する母親の言動、小学校低学年のときに遭った痴漢被害、小学5年生から続いた義父からの性虐待。魚田さんは、女性らしくあることの恐怖と憎悪からスカートを履けなくなってしまったと言います。
性被害に遭い続けた自分を無意識に責め、自己否定を繰り返してきた著者が実体験をつづったコミックエッセイ『スカートの呪いが解けるまで 幼少期からの性被害が原因で女らしさ恐怖症になった私』を12回連載でお送りします。今回は第1回です。
※本記事は魚田コットン著の書籍『スカートの呪いが解けるまで 幼少期からの性被害が原因で女らしさ恐怖症になった私』から一部抜粋・編集しました。
とある日の魚田家の朝
ズボン嫌!
どした?
別によくない?
でもスカートだけやとパンツ見えるやん?
それ本気で言いよるん?
そんな人間がどこに潜んでるかもわからないのに危ない服装なんてさせられんって
まぁママの好きにしたらいいと思うけどちょっと神経質すぎん?
神経質...?
じゃあ保育園行こっか!
なんで...私はこうなってしまったのかな
著=魚田コットン/『スカートの呪いが解けるまで 幼少期からの性被害が原因で女らしさ恐怖症になった私』