ウォリアーズから放出されたクリス・ポールがウェンバンヤマ擁するスパーズと契約合意
ウォリアーズから放出されたクリス・ポールがウェンバンヤマ擁するスパーズと契約合意
7月1日（現地時間6月30日）。ゴールデンステイト・ウォリアーズは、クリス・ポールをウェイブ（保有権の放棄）したことを発表した。もともと、2024－25シーズンの年俸約3000万ドル（約48億円）が無保証だった男は、チームから放出される可能性があると報じられていた。
キャリア19年目を終えたポールは、5月に39歳を迎えた大ベテラン。とはいえ、昨シーズンもウォリアーズで58試合に出場して平均26.4分9.2得点3.9リバウンド6.8アシスト1.2スティールを残しており、ポイントガードとしての実績は申し分ない。
ウォリアーズから放出されることを通達されたポールは、それから数時間後にサンアントニオ・スパーズとの交渉へ臨み、1年1100万ドル（約17億6000万円）以上の年俸で契約を結んでいると『ESPN』などが報じた。
NBAキャリア20年目のポールがプレーするスパーズは、ウェスタン・カンファレンス14位の22勝60敗（勝率26.8パーセント）で昨シーズンを終え、5シーズン連続でプレーオフから遠ざかっている球団。
それでも、スパーズで通算5度の優勝を成し遂げたグレッグ・ポポビッチHC（ヘッドコーチ）は健在で、オールスターブレイク後は11勝16敗（勝率40.7パーセント）まで上昇し、翌シーズン以降に期待を抱かせるものだった。
スパーズにはデビン・バッセル、ケルドン・ジョンソン、ジェレミー・ソーハン、トレ・ジョーンズ、デボンテ・グラハム、ザック・コリンズといった選手たちに加え、昨シーズンの新人王ビクター・ウェンバンヤマという20歳の若きビッグマンがいる。
将来のバスケットボール殿堂入りが濃厚なポールは、ゲームを知り尽くしたポイントガード。この大ベテランが、ウェンバンヤマ擁するスパーズを飛ぶ鳥を落とす勢いで浮上させることができるは必見だ。