日本株は上昇、米金利上昇やユーロ安定-バリュー、輸出関連買われる
A trading bell in front of an electric stock board at the Tokyo Stock Exchange (TSE), operated by Japan Exchange Group Inc. (JPX), in Tokyo, Japan, on April 19, 2024. The Nikkei 225 Stock Average had its biggest weekly drop since June 2022 amid a global selloff in stocks as the outlook for US interest rates and tensions in the Middle East spooked investors.
(ブルームバーグ): 1日の東京株式相場は上昇。米国の金利上昇が追い風となり、金融や商社株などバリュー(割安)業種に買いが先行。フランス国民議会選挙の第1回投票後のユーロが落ち着いている安心感から、自動車や機械など輸出関連株も堅調だ。日本銀行の企業短期経済観測調査(短観)は、大企業製造業の景況感改善が示された。
東証株価指数(TOPIX)は前週末比0.9%高の2834.78-午前9時6分現在日経平均株価は0.7%高の3万9852円90銭 |
東海東京インテリジェンス・ ラボの平川昇二チーフグローバルストラテジスト
米金利上昇はグローバルでのバリュー(割安)株見直しにつながり、きょうは日本の金融や素材株が堅調となりやすい米大統領選討論会でトランプ氏支持率が上昇し、米景気が良くなるとの期待が高まったことは日本の企業収益にも追い風フランス国民議会選挙は国民連合(RN)が過半数を獲得できない見通しであることから、マーケットにとって最悪の状況にはならなかった第2回投票結果を見守ることになりそう
インサイト
東証33業種全業種が上昇、保険が上昇率トップMSCIアジア太平洋指数は0.2%高
背景
仏下院選第1回投票、ルペン氏極右政党が首位の見通し-出口調査米PCEコア価格指数、5月は伸び減速-年内利下げの論拠補強大企業製造業の景況感は改善、プラス13-日銀短観ドル・円相場は1ドル=160円台後半で推移、前週末の日本株終値時点は160円95銭前日の海外市況はこちらをご覧ください
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