オリックス 5位再転落でソフトバンクとは今季最大の16・5差 3回降板の山下「チームに申し訳ない」

＜ロ・オ＞オリックス先発の山下（撮影・長久保　豊）

　◇パ・リーグ　オリックス0ー7ロッテ（2024年6月30日　ZOZOマリン）

　オリックスはロッテに完敗を喫し、2カード連続負け越しで5位に再転落した。

　昨年8月5日の西武戦以来、330日ぶりの白星を目指した先発の山下が、自己最短の3回6安打3失点で早期降板。キャリア初見参でこの日は風速10メートル超えを計測し続けたZOZOマリンで制球に苦しみ、初回だけで37球を要した。

　今季5度目の登板でも白星をつかむことはできなかった昨季の新人王右腕は「先発としてゲームを作ることができませんでしたし、3回までしか投げられずに降板となってしまい、チームに申し訳ない気持ちしかありません」とうなだれた。

　打線も2季ぶりの1軍登板だったロッテ・石川の前に5回まで無得点。ロッテが継投に入った6回以降も最後までホームが遠く、今季10度目の完封負けを喫した。

　3位の日本ハムに1・5ゲーム差に迫るチャンスを逃し、首位のソフトバンクとは今季最大の16・5ゲーム差に広がった。