「あの瞬間を忘れたことはない」28歳・福部が標準突破!昨年の悔しさ乗り越え、五輪切符は目前
<陸上日本選手権第3日>女子100メートル障害準決勝、力走する福部真子(撮影・小海途 良幹)
◇陸上・日本選手権第3日(2024年6月29日 新潟・デンカビッグスワンスタジアム)
女子100メートル障害準決勝は、福部がパリ五輪の参加標準記録(12秒77)を突破する12秒75をマークして1組1着となった。
昨年の決勝では電光掲示板に一度は1位と表示されながら、その後に4位と訂正され、世界選手権の代表入りを逃して涙をのんだ。
「あの瞬間を忘れたことはない。今やっとあの出来事があって良かったと言える」と悔しさを原動力にしてきた28歳。決勝を制すれば五輪切符を獲得する。