【広島】大瀬良大地、34イニング連続無失点で球団歴代2位タイに浮上 5回まで無失点で記録継続中
広島先発の大瀬良大地
◆JERAセ・リーグ 巨人―広島(29日・東京ドーム)
広島の大瀬良大地投手が、連続無失点を球団歴代2位タイの34イニングに伸ばした。初回無失点で91年の佐々岡真司の30イニングの同3位に並び、5回まで無失点で12年の今村猛の記録に並んだ。
初回は見逃し三振2つの3者凡退と完璧な立ち上がり。2回は先頭・岡本和を四球で歩かせたものの、大城卓は見逃し三振で岸田は三ゴロ併殺打。4回は2死からヘルナンデスに二塁打を浴びて初安打を許したものの、得点は与えなかった。
7日の本拠ロッテ戦でプロ野球90人目(102度目)の無安打無得点を達成した右腕。その前の5月31日の敵地ソフトバンク戦の2回から無失点を続ける。球団では大竹寛の43イニング(09年)が歴代最長。プロ野球記録は58年の金田正一(国鉄)の64回1/3だが、どこまで迫れるか注目が集まる。
今季、この試合前まで11戦4勝無敗、防御率0・87と抜群の安定感を誇る。巨人戦は本拠マツダでプロ通算で先発18戦12勝1敗、防御率2・22と得意にする一方、東京Dは同15戦2勝7敗、防御率5・36と苦手にする。直近8戦白星なしで3連敗中の東京Dで勝利投手になれば、18年4月15日の対戦以来2267日ぶりとなる。