コストコで働くってどんな感じ? 現役フロントエンド・マネジャーが語った、仕事の内容と魅力
- コストコの倉庫店が日々、スムーズに営業するためにはさまざまな仕事が必要だ。
- ただ、フロントエンド・マネジャーほど顧客と向き合う責任を負う従業員はいない。
- Business Insiderでは長年にわたってコストコのフロント・マネジャーとして働く人物に、日々の仕事について話を聞いた。
アメリカで600以上、日本でも30以上の倉庫店を展開するコストコでは、それぞれの倉庫店で何百人という従業員が毎日さまざまな仕事をしている。
その中でも、フロントエンド・マネジャーほど顧客と接する責任を負う従業員はいない。彼らの職務は駐車場から売り場の裏、そしてその間のほぼ全てに及ぶ。
Business Insiderでは、コストコで20年以上働いているアメリカのテキサス州在住のアシスタント・フロントエンド・マネジャーの男性に、日々の仕事について話を聞いた。
フードコートから始まり、メンバーシップ・カウンターのスーパーバイザーまで、男性はコストコのほぼ全てを見てきたと言う。
「チーズケーキは冷蔵庫で保存しなければならなかったと知らず、文字通りカビのかたまりを店に持ってきて、返金を求めた客もいました」
「返金しましたよ」
男性は現在、アシスタント・フロントエンド・マネジャーとして5人のスーパーバイザーと25~50人の時間給労働者からなるチームを監督し、売り場からレジ、駐車場まで、ほぼ全てを担当している。
男性は普段、朝7時半頃に起きて、すぐにシャワーを浴びて着替え、9時45分頃の開店とほぼ同時に倉庫店に到着するところから始まる。
「この店を営業するためにいるのが自分です」
「1日を通して、遭遇する人々や状況に対処することが主な仕事です」
「毎日が一貫しています。一貫性がないという意味で」
在庫はすぐに動くので、フロントエンド・マネジャーは在庫量に目を光らせつつ、通路やレジでスムーズに物事が進むよう十分な数のスタッフを確保する必要がある。
また、別のチームがサポートを必要としている時は、誰を支援に回すか決めるのは大抵、フロントエンド・マネジャーのこの男性だ。
「わたしたちのチームが一番人数が多いので、全員フロントエンドに相談するんです」
「何かがうまくいかず、どこかの部署で助けが必要になると、フロントエンドに話が来ます」
午後1時半頃、夜勤のマネジャーに権限を譲ったら、午後7時半にシフトが終わるまで、午後の忙しい時間帯をサポートするモードに入る。
男性にコストコで働く魅力を尋ねると、男性は「チーム」だと即答した。
「どの建物にいようと、どの建物に行こうと、一緒に働く仲間はいつも良い人ばかりなんです」