TDS新エリアのアトラクション、短い待ち時間で楽しむには最低約9万円が必要
東京ディズニーシーの新エリア「ファンタジースプリングス」にある「アナと雪の女王」のアトラクション入口=7日、千葉県浦安市(鈴木健児撮影)
6月6日に開業する東京ディズニーシー(TDS、千葉県浦安市)の新エリア「ファンタジースプリングス」を巡り、すべてのアトラクションを短い待ち時間で楽しむには、特別な1日券「ファンタジースプリングス・マジック」が必要になる。混雑に応じて価格が変わる変動制で、大人(18歳以上)料金は2万2900~2万5900円と割高だ。しかも、購入できるのは同エリア内に開業する新ホテルの宿泊者のみ。1泊の最低料金6万6000円を踏まえると、合計約9万円が必要になる計算だ。
ファンタジースプリングス・マジックは、開園中は時間の指定に関係なくいつでも新エリアに入場することが可能で、4つのアトラクションすべてを何度でも短い待ち時間で楽しめる特別券だ。通常、新エリアに入るには、TDSに入場するための1日券(大人1人7900~1万900円)を購入したうえで、アトラクションごとに発券する無料入場券「ディズニー・スタンバイパス」や有料の優先入場券「ディズニー・プレミアアクセス」が必要となる。特別券を利用すれば、こうしたわずらわしさがなく、快適にアトラクションが楽しむことができる。
ただし、この特別券を購入するには、新エリア開業に合わせてオープンする「東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテル」に宿泊しなければならない。1泊の宿泊料金は予約状況に応じた変動制だが、最低料金は5月7日時点で豪華なラグジュアリータイプの「グランドシャトー」(56室)が30万円から。動植物などの装飾が施されたデラックスタイプの「ファンタジーシャトー」(419室)が6万6000円からで、東京都内の一般的なホテルに比べて高い価格設定となっている。
同ホテルは4カ月先まで宿泊予約できるが、「すでに4カ月先の9月7日まで全室が予約で埋まっている」(運営するミリアルリゾートホテルズ)という。