“真夏日最多”のGW終盤 Uターン・帰国ピーク 帰路急ぐ客に“タイパグルメ”

　ゴールデンウィークは終盤を迎え、海外からの帰国やUターンラッシュがピークを迎えています。季節外れの暑さは5日も日本海側を中心に続き、真夏日を観測した地点は今年最多となりました。

■GW終盤　Uターン・帰国ピークに

　家路を急ぐ人で、にぎわい始めてきました。ゴールデンウィークも終盤を迎え、Uターンラッシュが始まっています。午後4時の時点で渋滞は各地で20キロを超えています。空の玄関口も、混雑のピークを迎えています。

　今年の海外旅行。“円安”との戦いでもありました。

イタリアから帰国した夫婦

「食事がだいたい1万円超えることが多くて。一回の食事で」

「お金は結構苦労した」

　北海道では、クマが出没…したわけではありません。こどもの日にちなみ、クマ牧場が小学生以下を対象に無料開放しました。

訪れた子ども

「野生にいると、実際戦ったらかなわない感じ。迫力ある」

　山梨県北杜市の道の駅では、どろんこレースが開催。今の時代なかなか見られない、泥だらけの親子でにぎわいます。

参加者

「普段しないことなので、すごいストレス発散しました」

　天気にも恵まれた列島。東北や北陸で真夏日地点が相次ぎ、今年最多となっています。

　プールもこのにぎわい。さすがに温水ですが、スパリゾートハワイアンズでは、1分半で滑り終えるウォータースライダーが2時間待ち。担当者も感無量です。

スパリゾートハワイアンズ　小室美咲さん

「涙が出るほどうれしい。胸がいっぱいになる。そんなゴールデンウィーク」

■“タイパグルメ”で帰路急ぐ

　午後3時半の羽生パーキングエリアです。続々と車が入ってきています。人の数もかなり増えてきて、店によっては行列もできています。

福島から帰京する人

「福島の白河の実家に帰って、早めに混むかなと東京に帰る途中」

　父親の実家がある福島で花火やサッカーを楽しんだ家族。昼食がてらパーキングエリアに立ち寄りましたが、フードコートは大混雑。5人家族、いつ席が空くか分かりません。

福島から帰京する人

「混雑していたのと、小さい子どももいるので、車の中で食べようかなと思って」

　施設には、こうした需要に応える秘策がありました。片手で手短に食事が取れるタイムパフォーマンスの良いグルメの充実です。

群馬から帰京する人

「人形焼きのあんことチョコです」

「（Q.注文してすぐ出てきた）そうですね。1～2秒ですかね」

　普通は片手で食べるのが難しい「お好み焼き」もタイパグルメに。見た目はまるで「たい焼き」ですが、中にはキャベツやベーコン、紅ショウガといった、お好み焼きの具材がたっぷり。

　一方、福島に帰省していた家族は、甘いたい焼きを食べて家路を急ぎました。

　上りの渋滞はピーク。「タイパグルメ」の需要は高まりそうです。