日本女子サッカー界に16歳の逸材 170cm超の規格外ぶりに驚嘆「これまでにないストライカー」

津田愛乃音が2ゴールを決めた（写真はイメージです）【写真：Getty Images】

U-17女子アジア杯の初戦で公称171センチFW津田愛乃音が2ゴール

若干16歳の長身FW新星が、日本の女子サッカー界に現れた。インドネシアで開催のU-17女子アジアカップに参加しているU-17女子日本代表（リトルなでしこ）は5月7日、グループリーグ初戦でタイを4-0で下した。このゲームで2得点をマークしたのがFW津田愛乃音（マイナビ仙台レディースユース）だ。

今大会は8チームが参加し、4チームずつ分かれたグループリーグを実施。上位2チームが準決勝に進出し、3位以内のチームがU-17女子ワールドカップ（W杯）への出場権を得る。

過去8大会中4度（2005年、11年、13年、19年）の優勝を誇る日本は、グループリーグ初戦でタイを迎えた。後半6分にMF眞城美春、同20分にMF榊愛花がゴールを挙げ2点をリードすると、途中出場の津田が躍動する。

後半開始からピッチに立った津田は同24分、眞城のパスカットのボールをうしろ向きで受け反転。背負った相手DFをものともせず、右足を振り抜いた。ボールは左ポストに当たってそのままネットを揺らしている。

後半42分には右サイドから上がった高めのクロスに頭で合わせてこの日2点目。クラブ公式サイト上では公称171センチの恵まれた体格を生かし、2つのゴールを奪って見せた。

2007年生まれ16歳の津田は2023年9月に仙台Lのトップチーム登録（2種）。2023-24シーズンのWEリーグカップで最年少出場記録を更新した（当時15歳9か月25日）。ここまでカップ戦で4試合、リーグ戦では第5節大宮アルディージャVENTUS戦（1-2）で初出場を果たしている。

U-17女子アジア杯でそのポテンシャルを遺憾なく発揮しており、SNS上でも「和製ハーランド」「規格外」「ルカクっぽさもない？」「打点が高過ぎ」「フル代表に呼ばないと」「これまでにないストライカー」と注目を集める。お笑いコンビ「EXIT」りんたろー。さんも公式Xで反応。今後の将来が楽しみな選手だ。日本は10日、オーストラリアとグループリーグ第2戦を戦う予定となっている。（FOOTBALL ZONE編集部）