凄絶イジメ疑惑、禁断の熱愛報道、歌唱力論争…『ル セラフィム』トラブル連発で批判炎上の特殊なワケ
世界最大級の音楽フェス『コーチェラ・フェスティバル』でのパフォーマンス
2年連続「NHK紅白歌合戦」出場、アルバムはミリオンセラー、「Asia Artist Awards」ベストアーティスト賞など受賞歴多数……。
いまや世界的な人気を博しているのは、韓国のガールズグループ『LE SSERAFIM(以下、ル セラフィム)』だ。宮脇咲良やカズハなど日本人も在籍し、メンバー全員のインスタグラムフォロワー数は4000万人を優に超える。だが、そんなビッグアーティストグループにはデビュー当初からトラブルが絶えない。騒動を振り返り、問題の背景を紹介したい。
‘22年5月にデビューした『ル セラフィム』は当初6人でスタートした。しかし、直後にメンバーの一人Gが精神的な健康上の理由から休養・脱退する。
「Gに関するイジメ疑惑が、デビュー前からネット上で噂されていたんです。同じ中学に通っていたという匿名の人物が、『1年ぐらいG(ネットでは名前表記)から脅され精神的なストレスを受けた』『イジメが原因で転校した』と書き込み。Gが『電話に出ないとぶっ殺すぞ』と書いたとされる、メッセンジャーアプリのキャプチャー画像がアップされました」(韓国紙記者)
中指を立てた映像をアップ
Gはイジメ疑惑を否定するがネットを中心に批判が殺到。精神的なダメージを受け、芸能活動を休止することになった。
騒動は今年に入ってからも頻発する。『週刊文春』(4月11日号)が、カズハとボーイズグループ人気メンバーの「焼き肉密会デート」を報じたのだ。
「交際は以前から知られていたそうです。しかし2人はデビューして間もなかったため、仕事に専念するよう周囲に説得され一度は破局したとか。しかし恋する男女は簡単に別れられません。同誌によると、カズハが来日した際に東京・銀座の高級焼肉店の個室で密会していたといわれます。事実であれば禁断の熱愛です」(スポーツ紙担当記者)
さらに4月14日には『ル セラフィム』の歌唱力論争が持ち上がる。
「米国カリフォルニアで行われた世界最大級の音楽フェス『コーチェラ・フェスティバル』での公演後、SNSなどで『歌唱力に問題が……』などと批判が出たんです。『事前に録音した歌声に頼りすぎ』と。もちろん『素晴らしい』と称賛の声も多くありました。
しかしメンバーの一人が自身のSNSに米国の女性歌手が中指を立てるパフォーマンス映像をアップすると(現在は削除)さらに波紋が広がります。『ファンへの侮辱だ』と炎上する結果になったんです」(同前)
なぜ『ル セラフィム』は、世界的な人気の一方でトラブルが絶えないのだろう。要因の一つが所属事務所『HYBE(以下H)』のゴタゴタだ。
「親会社『H』と関連会社『ADOR(以下A)』の経営陣が対立しているんです。『H』は『A』の代表らが経営権を奪おうとしているなどとして告発状を当局へ提出。一方『A』の代表は経営権の奪取を否定し、『H』との不当な契約に苦しめられていると主張しました。『H』を裏切ったのではなく、『H』に裏切られたのだと。
『A』の代表は『ル セラフィム』にも言及しています。『H』が約束よりも早くデビューさせたため、『A』所属グループのプロモーションが阻害されたとの訴えです。内紛に怒ったファンが『H』の事務所前に葬儀用の花を多数置く事態に発展。『H』が『A』の経営陣との対立やファンへの釈明に追われ、『ル セラフィム』のトラブル対応が後手になっているのかもしれません。『H』への批判が『ル セラフィム』へも飛び火し、トラブルを大きくしているのでしょう」(前出・韓国紙記者)
所属事務所の内紛の被害者という一面も垣間みえる『ル セラフィム』。音楽活動に専念するには、まだ日数がかかりそうだ。