アメリカがロシアに追加制裁、侵略後最大規模…バイデン氏「プーチンは代償を払うことになる」
22日、米カリフォルニア州サンフランシスコで、バイデン米大統領(中央)と話すナワリヌイ氏の妻ユリア氏(右)と長女ダーシャさん=ロイタ-
【ワシントン=池田慶太】米政府は23日、ロシアのウクライナ侵略から2年となるのを前に、ロシアへの追加制裁を発表した。今月、収監中に死亡したロシアの反政権運動指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏の収監に関わった人物も対象となる。500超の個人・団体が制裁対象で、AP通信は、ロシアの侵略開始後、最大規模の制裁と伝えている。
バイデン米大統領は、「プーチン(露大統領)は国外への侵略と国内の抑圧についてより大きな代償を払うことになる」と述べた。
制裁ではロシアの金融機関、防衛産業などを標的にしており、ロシアの継戦能力に打撃を与える姿勢を鮮明にした。米財務省によると、制裁逃れに関与したとして中国やアラブ首長国連邦(UAE)など26か国の企業や11か国の個人も対象に加え、資金調達の阻害も狙っている。