「ボードを全国持ち歩いていたのは知っていた」「成功するまで出し続けたろって」試合後のソフトバンク小久保監督の一問一答
「ボードを全国持ち歩いていたのは知っていた」「成功するまで出し続けたろって」試合後のソフトバンク小久保監督の一問一答
オスナ(右)と笑顔でタッチを交わす小久保監督(撮影・穴井友梨)
◆ソフトバンク3―1日本ハム(8日、みずほペイペイドーム)
ソフトバンクが2位日本ハムとの3連戦で3連勝を飾った。約1カ月ぶりに先発した石川が6回を3安打1失点の好投で今季2勝目を挙げ、抑えのオスナが日米通算200セーブを達成した。試合後、小久保監督の主な一問一答は以下の通り。
―石川は6回無失点。
「立ち上がり、初回は1点奪われましたけど、そこからは彼らしいテンポのいい投球で。(先発が)1カ月ぶりとは思えない本当に落ち着いた投球だったと思います」
―早めの継投策になった。
「1カ月ぶりってのもありますし、ずっと中継ぎに入って、1週間前に3イニング投げて、というところだったので。相手投手も同じ調整方法で来ましたけど、あそこは簡単に3人で終わっても代えると決めていました」
―オスナは日米通算200セーブ。
「セーブシチュエーションで出せることがほとんどなくて。大勝ちか同点かみたいな感じで。ずっと200(セーブ達成記念)のボードを全国持ち歩いていたのは知っていたんですけど。そればかりはどうしようもなくて。彼も節目の数字なので早くクリアしたい、普通に戻りたいってのがあったと思うので。これで普通に戻れると思います」
―三森が勝負強さを見せている。
「開幕スタメンをつかんだ牧原(大)のけがの離脱で、彼が今そこのポジションを奪おうとして、非常にいい活躍をしてくれていますね」
―週末へ。
「明日と明後日の2日空くので。選手もリフレッシュして。宮崎、鹿児島は年に1度のところなのでね。しっかり1年に1回のお客さんの前でいいパフォーマンスをしてもらいたいと思います」
―救援もパーフェクト。
「明日、明後日(に試合)がないので、3人いけると津森も。今日は6回でスパンと。どんな球数でも終わろうと決めていました」
―石川はどんな役割でもこなす。
「もちろん開幕ローテーションに入ったというか、仙台で1回投げましたけど。その後日程的な問題で、6枚いらないので。彼自身はどのポジションでも優勝するために貢献したいという言葉があったので。正直今の布陣の中では中ロングでいてくれるとチームとしては厚みがあるんですけど。今日みたいな投球をするとまた先発でということも考えないといけないですね」
―ポイントに挙げていた日本ハム戦で3連勝。
「これはちょっと想定以上ですね。僕の中ではこの6連戦は結構厳しい戦いになるという覚悟できたんですけど。貯金が増えるとは思っていなかったです」
―中村晃に久々の安打が出た。
「彼はスタメンで出る日もあれば、控えの時は代打の1番手なんで。あんまり数字は関係ないんですけど。彼としてみればやっぱり久しぶりのヒットで安心したんじゃないですかね」
―7回の川村のバントは合格。
「ちゃんと。犠打エラーでしょ。成功するまで出し続けたろって思っていたんで。彼は2軍の時から一緒にやっているんで。僕の性格が分かっているんで、絶対出されると分かっていたと思いますよ」
―栗原も守り抜いた。
「最後もいいプレーしましたしね、8回の」
―2位日本ハムと5・5ゲーム差。選手起用の変化は。
「そんな差が入っていると思わないので。まだ5月ですよ。ゲーム差とか順位、消化試合数とかもほとんど見てないんで分からないですけど。ここまで投手陣が順調に来ているんで。投手陣が頑張ってくれているから落ち着いた攻撃ができていると思う。そこの個々のコンディショニング把握に努めます」