「言って委員会」で桂ざこばさんの“天敵”田嶋陽子氏「『女は飯を作って子供を生めばいい』の一点張り」でも「最後はいい人になってきた」
田嶋陽子
今月12日にぜん息のため76歳で亡くなった上方の人気落語家・桂ざこばさんがレギュラー出演していた大阪・読売テレビの討論バラエティー「そこまで言って委員会NP」が16日に放送され、各出演者が追悼した。
金髪&サングラスの弁護士時代に多く出演し、後に大阪府知事、大阪市長になった橋下徹氏は「ちょっと早すぎるのかなと思いました。現職時にも一緒におすし屋さんとかバーでいろいろお話をうかがった。本当に芸を愛していて、『芸をしっかり伝えていかなきゃいけない』と」と、落語家としての顔もしのんだ。
さらに「若者世代に対しての応援メッセージっていうのはものすごく強かったですね。『若者なんて、失敗したらええんや、行け!』っていうようなね。今度は僕らが、ざこばさんからいただいたメッセージを若い人たちにしっかり伝えていかなきゃいけない」と遺志を継ぐ決意を語った。
フェミニズム運動の旗頭で元参院議員の田嶋陽子氏は、ざこばさんとは“天敵”同士。「頭から私の言うことを反対するからね。『女は飯を作って、子供を産めばいい』ってその一点張りで」と、在りし日のやり取りを思い出しながら「でも最後になったらちょっと変わってきて、いい人になってきたけど。人情味のある、なんとも言えないいい味のある方でした。大好き」。自身は83歳。「76歳は若い。もうひと人生、先にあった」と早世を残念がった。