東北大学10兆円規模ファンド活用「国際卓越研究大学」第1号に
東北大学10兆円規模ファンド活用「国際卓越研究大学」第1号に
文部科学省は14日、10兆円規模のファンドを活用し世界トップレベルの研究力を目指す大学を支援する「国際卓越研究大学」の第1号に東北大学を正式認定する手続きに入ると発表しました。
「国際卓越研究大学」の認定候補になっていた東北大学。文部科学省の有識者会議は、東北大が提出した「研究支援態勢の強化」や「全方位の国際化」などを盛り込んだ改定案を踏まえ、14日までに認定の水準を満たすと判断しました。
東北大学 冨永悌二学長: 「変革と挑戦こそそれを価値とするのが我々東北大学だというふうに考えております。そして、東北大学が日本にとってラストチャンスといえる大学改革を先導して『変革の結節点』となりたい」
一方、村井知事はこの発表を受け、「我が県のみならず、日本の未来を明るく照らす非常に喜ばしいニュースだ。引き続き東北大学と緊密に連携しながら、一層魅力のある地域となるよう取り組んでまいります」とコメントしています。
10月以降に正式に認定され、今年度中におよそ100億円の助成が開始される見通しです。東北大学は研究者を支える専門のスタッフを25年間でおよそ1000人増やし、研究に専念できる環境を整えることにしています。さらに、世界トップクラスの研究者や学生を獲得するため、日英公用語化100%の達成も掲げています。