阪神・岡田監督 9回の守備「あそこは同点までOK」 セ最速1万試合には「そんなん知らん」
<広・神>広島に連勝し、ナインを迎える岡田監督(中央)(撮影・椎名 航)
◇セ・リーグ 阪神2―1広島(2024年5月23日 マツダ)
セ・リーグ最速で1万試合を達成した阪神が2位・広島に連勝で4カード連続勝ち越しを決め、ゲーム差を2・5に広げた。貯金も今季最多の「7」となった。初回に大山が2試合連続で先制打を放つと、先発の西勇も6回3安打無失点の好投。7回に森下の犠飛で加点すると、終盤は8回、そして9回と中野が再三の好守で1点差を逃げ切った。1点差の9回1死一、三塁で前進守備を取らずに併殺で切り抜けた岡田監督も「あそこはゲッツー態勢。同点までOKよ。4カード連続初戦負けやん。もうちょっと楽にゲームをせんと」と試合を振り返り、1万試合についても「そんなん知らん」と無関心を装った。以下は一問一答。
――最後もよく守った。
「まあ、やられるパターンやけどな。普通やったらな。あんだけチャンスつぶしたからの」
――中野は大きなプレーが。
「うーん。まあ、松山やったからな。ゲッツー態勢、あれや。外野フライで同点はしゃあない。こんなの。同点まではオッケーと思ってたからな」
――ノイジーはエラーもあったが、他もよく守った。
「おう、守ったけどな。まあ、あんなん、追加点取れとったら、もっと楽な展開になっとるんやけど。チャンスなったら、ほんっとアカンよな」
――7回は失策と内野安打で1点とれたのが大きい。
「いやいやいや、先頭な、ミエセスがフォアボール選んだからな。あれはやっぱり大きかったよ。1―0やったら全然分からん。この展開的にな。チャンスをつぶしてるわけやから」
――代打の代打を入れてそこに代走を差し込んで。
「1点でも取りにいかんと。そんな1―0で逃げ切るなんか無理よ」
――追加点取るなら7回だと。
「そらな、打順が上位にくるからな」
――動いたイニングで。
「まあな、エンドランでもかまさんとなかなかな。左ええからな、あの2人。左バッターはしんどいよな。なんとかバット当ててくれと思ったけど、それでうまいことな、二塁進めとったらピッチャー代わると思っとったからな」
――石井がイニングをまたいだり。
「いやだから、あそこで普通は左くるけどな、おーん。自分らがやったから嫌やったんやろな。あれはやっぱり俺は良かったと思うよ」
――右打者の二俣だった。
「いやいや、それは読み過ぎやろ。それは俺も分かっとったけどな、左な。だから糸原残しとくんで前川やったから、おーん。あれはもう、左代打こられて、桐敷代えとった方が嫌やった。桐敷と二俣の方が嫌やった。昨日の岩崎の件があるからな。でもそれを読んで先に二俣きたから良かった。もう石井には、右やったら1人いくって言うてあったからな。こっちのもうなあ、予定通りやったよ」
――4カード連続勝ち越し。
「あー、でも4カード連続初戦負けやん。そやろ。そのへんちょっとお前、もうちょっと楽になあ、やっぱりのう。ゲームせんと、1点差ばっかりやんか」
――セ・リーグ通算1万試合。
「あーそう、そんなん知らんわ。いつも後から聞くだけやで」