ヘイリー氏、民主党の候補差し替えに備えるべきと忠告
ニッキー・ヘイリー前サウスカロライナ州知事(共和)は、民主党は大統領選候補からジョー・バイデン大統領を外すことが必要だと述べた。大統領選討論会でのバイデン氏のたどたどしいパフォーマンスを受けての発言。ヘイリー氏は、候補全員を対象とした認知テストの実施も改めて呼びかけた。
共和党候補の指名獲得レースでドナルド・トランプ前大統領に次ぐ2位だったヘイリー氏は、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)とのインタビューで、共和党としては、バイデン氏が候補を外れればそれだけでトランプ氏が有利になると考えるべきではないと述べた。
ヘイリー氏は「民主党はこの件で賢い判断を下すだろう。より若い候補、活力のある候補、経験もある候補を出すはずだ」とし、「ジョー・バイデン氏を引き続き候補にすれば民主党の存続はありえないため、共和党としても次の一手に向けて準備を進めるべき時だ」と続けた。
ヘイリー氏はまた、3月上旬の共和党の指名獲得レースからの撤退以降初めて、トランプ氏と1週間ほど前に話をしたと明らかにした。2人は激しく対立する関係にあったものの、ヘイリー氏側から接触してトランプ氏への支持を表明。ヘイリー氏は5月末には、トランプ氏に票を投じると公の場で述べていた。