木の風合い生かした家具や小物 津山のギャラリーで企画展
素材の魅力を引き出した家具を出品した米山さん
家具工房「ヨネモノ」(津山市国分寺)の作品に焦点を当てた企画展「生地のカタチII」が同市西今町のギャラリー「NishiIma25(ニシイマヴァンサンク)」で開かれ、木の風合いを存分に生かした家具や小物が来場者の目を引いている。7月21日まで。
工房を経営する木工職人米山彰彦さん(41)と椅子張り職人の妻香織さん(41)が約50点を出品。細かい木目が浮かぶクリの一枚板の座卓、青く染めた柔道着の生地を座面に張ったナラの椅子などシンプルなデザインの家具が並ぶ。
色味の異なる木を組み合わせた名刺入れ、座面を帆布で修理したアンティークの椅子などもある。作品の一部は販売しており、米山さんは「家具を通じて木の魅力に触れてもらいたい」と話す。
7月7日午後2時から、米山さんの指導で一輪挿しを作るワークショップもある。参加費は2500円。先着5人で同ギャラリーに申し込む。
ギャラリーを運営する桜井由子さん(53)の父で昨年10月に82歳で死去した彫刻家・敏生さん=岡山県鏡野町出身=が手がけた木の頭像など10点も展示している。
木~日曜の午前11時~午後5時。入場無料。問い合わせは同ギャラリー(080―5907―1663)。