蓮舫氏、神宮外苑再開発の是非問う「都民投票」実施と公約 都知事選
追加公約を発表する蓮舫氏(右)=東京都港区の明治神宮外苑で2024年6月29日午後1時8分、白川徹撮影
東京都知事選(7月7日投開票)に立候補している元参院議員の蓮舫氏(56)は29日、民間事業者が進める明治神宮外苑の再開発について賛否を問う「都民投票」の実施を追加公約に掲げた。神宮外苑で報道陣に明らかにした。
追加公約によると、再開発の賛否を全都民に問う都民投票(住民投票)の実施を条例案として都議会に提案するという。蓮舫氏は「『本当にこのまま開発を進めますか』と都民に聞きたい。民意を背景に、事業者と真摯(しんし)に向き合いたい」と話した。
神宮外苑再開発は三井不動産や明治神宮などが計画。神宮球場と秩父宮ラグビー場の位置を入れ替えて建て替え、超高層ビル2棟を新設する。昨年2月に都が事業を認可しているが、大量の樹木伐採を伴い、根強い反対論がある。【白川徹】