本田真凜、28人中の最下位でフリー進出ならず…大学4年生、今後については「お答えできることは今の時点ではない」
女子SPの演技を終え、感極まる本田真凜
◇22日 フィギュアスケート全日本選手権第2日 女子ショートプログラム(長野市・ビッグハット)
2016年世界ジュニア女王で、今大会が9年連続の全日本選手権出場となる本田真凜(22)=JAL=は44・42点で28人中の最下位に終わり、24日のフリーに進出できなかった。自己ワーストだった昨年の26位を下回り、2年連続でショートプログラムで今大会を終えた。
8番滑走で登場した本田は3本全てのジャンプを前半に投入するプログラムを披露。右骨盤の痛みに耐えながら、ショートプログラム(SP)曲「Faded」に乗って冒頭で3回転サルコーを転倒せずに着氷。3回転―2回転の連続トーループも降りた。しかし、最後のダブルアクセル(2回転半ジャンプ)は両足着氷となり、得点を伸ばすことができなかった。
演技後に氷上で感極まって両手で顔を覆った本田。佐藤久美子コーチらにキス・アンド・クライでねぎらわれると涙を流し、その後の取材対応では「最後まで心を込めて演技することができました。勇気を持って、最後まで戦えたかなと思います」とSPの内容を振り返った。明大4年生、大学生としては最後の全日本となった中、今後の去就については「今お答えできることは今の時点ではない」と明言を避けた。