54歳おひとりさまの「リアルな夕食」の工夫。レンチンですぐ食べられる“自家製冷食”を常備
忙しい日は、帰宅してから料理するのもひと苦労。できるだけ手軽においしいものを食べたいですよね。ここでは、団地で自分らしくひとり暮らしをしている54歳のきんのさんが実践している「夕飯をラクにするための工夫」と「冷凍庫に常備しているもの」をご紹介します。
あっという間に完成する「まぜそばと常備菜の時短夕食」
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夕食はチンするだけ!自分でつくる冷食ミールキット
50代おひとりさま、健康と節約のため毎日の食事は自炊を基本にしています。
とはいうものの仕事で疲れた日や遅くなった日は、帰宅してからごはんをつくる気にはなれず、スーパーのお惣菜やお弁当、外食に走りがちです。
たまにはいいですが、それが続くと体調が悪くなったり、予算オーバーで月末にやりくりが大変になったりもするので、帰宅後はレンチンだけで食べられる冷食をストックするようになりました。
すぐ食べられる冷食があると、お惣菜やお弁当を買う回数が減り、スーパーに寄り道する必要がなくまっすぐ帰宅できるから、お金も時間も節約になりいいことずくめ。
冷凍みそ玉にお湯を注ぎ、ぬか漬けや常備菜を加えれば10分ほどで手抜き夕食が完成します。仕事が忙しい時期が続いても調子はそれほど悪くならなくなりました。
冷凍なら保存期間が長く、手軽に調理できる
冷凍することで保存期間が長くなり、つくりおきと違って食べたいときに凍ったままレンチンしたらできたてを食べられます。
電子レンジで温めつつ調理でき、フライパンなどの調理器具が不要なのも片づけの手間が少なくうれしい。疲れた日はなるべく家事に時間をかけたくありません。
最初は市販のミールキットや冷凍食品を利用していたけど…
きんのさんが以前購入していた市販のミールキット
冷食のストックを始めた頃は市販のものを利用していましたが、分量が多くておひとりさまには使いづらいことや、昨今の物価高で今まで利用していた冷凍食品が値上がりしたこともあり、自分でつくることにしました。
時間があるときに下準備をして冷凍しておけば、電子レンジで加熱するだけで簡単に食べられます。しかも、普段購入する食品でつくるのでコスパもよく、自分好みの味つけにできるのでメリットは多いと実感しています。
食べ飽きないようにいくつか種類をつくって冷凍し、1か月以内に食べるようにしています。
コスパ抜群!簡単でよくつくるのは麺類
自家製冷食の入った冷凍庫
エスニック系が好きなので、花椒入りの台湾風まぜそばや簡単にできるミートソースのペンネはよくつくります。
(1) 具材をカットして袋に入れる
(2) 冷凍する
(3) 食べるときにレンチン
基本の工程は3ステップ。どちらも麺はゆでたり炒めたりせずそのまま利用、ひき肉と野菜入りだから栄養のバランスもまずまず。お皿を用意してレンチンするだけで食べられます。
私がよくつくっている台湾風まぜそばのレシピをご紹介します。
<市販の焼きそばでつくる台湾風まぜそば>
焼きそばとゴマ油(小さじ1)、オイスターソース、ニンニク、ショウガ、花椒各少々を保存袋に入れてもみ込む。ひき肉70gに塩麹(小さじ1)を加えもみ込み、焼きそばと一緒にニラやネギなど、ありもの野菜を加えて保存袋に入れて冷凍する。
食べるときは耐熱皿に移してラップをして600Wでレンチン2分、取り出して焼きそばソースを全体に混ぜてから、さらに2分程度加熱する。豆苗や目玉焼きなどお好みのものをトッピングしたらよりおいしくなります。
冷凍庫にあるだけで忙しい日も安心
もちろんこれは忙しい日のレスキューレシピ。ちゃんと手をかけて料理した方がおいしいのはわかっています。料理できない日でもそれなりに食べられる自家製冷食は、ひとり暮らしの工夫です。
残業などで遅くなった日も、帰宅してすぐに食べられるものがあると思うだけで安心できるので、心に余裕を生むためのおひとり様の備えとしてもオススメです。