U―23日本代表4大会ぶりVでパリ五輪“天国”D組入り決める…アジア杯決勝へ
U―23日本代表の大岩剛監督
◆サッカー男子パリ五輪アジア最終予選兼U―23アジア杯 決勝 日本ーウズベキスタン(3日・ドーハ)
【ドーハ(カタール)2日=後藤亮太】U―23日本代表の大岩剛監督(51)が、8年ぶりに五輪世代のアジアNO1の称号を手にすることを誓った。3日(日本時間4日)のウズベキスタンとの決勝戦に向けて公式会見を行い、「全員で勝利を収めたい」と宣言。既に8大会連続12度目の五輪出場を決めたが、今大会の結果はパリ五輪の組み合わせも左右する大事な一戦。2年前に敗れた相手にリベンジも果たし、今夏の本大会に弾みをつける。
優勝トロフィーが設置された公式会見。大岩監督は表情を崩さず、「我々は優勝を目指してきた。選手、スタッフ全員で勝利を収めたいという気持ちで臨みたい」と、16年大会以来4大会ぶりのアジア王者へ強い決意を示した。
大会前に今回の成績が五輪の組み合わせに反映されることが決まり、優勝はFIFAランクや過去出場回数で格下ばかりの“天国”の「D組」。準優勝は強豪・スペインのほか、エジプト、ドミニカ共和国の「C組」に入る。指揮官は「大会に向けて何かを変えることはなかった」としたが優勝して五輪に臨みたい。
決勝の相手、ウズベキスタンは今大会5戦全勝、大会最多14得点&無失点と盤石で、22年のU―23アジア杯準決勝では「大岩ジャパン」が8戦目で初黒星(0●2)を喫した。大岩監督は「よく覚えている」と話したが、「全く違うものになると思う。素晴らしい決勝戦になることを期待して準備したい」。雪辱を果たし、トロフィーを掲げる。