100歳で純白ドレス「何十歳も若返った気持ち」…兵庫・芦屋で高齢者らがファッションショー
ランウェーを歩く100歳の女性(兵庫県芦屋市で)
介護を受けている高齢者らがモデルを務めるファッションショーが5日、兵庫県芦屋市内で開かれ、色とりどりの衣装をまとった参加者がランウェーを歩いた。
デザイン性の高い福祉用品の開発に取り組む同市の一般社団法人「カワイク介護」が主催。高齢者や障害を持つ人におしゃれを楽しんでもらおうと企画した。衣装は武庫川女子大生活環境学部などの学生が手掛け、メーキャップアーティストが協力してプロ仕込みのメイクを施した。
参加者は色鮮やかな花々やリボンで装飾した衣装を身にまとい、観覧者から「カワイイ」と歓声が上がると、笑顔で手を振って応えていた。
同市の女性(100)は純白のウェディングドレスで登場し、「結婚式は和装だったのでうれしい。みなさんに見られると何十歳も若返ったような気持ちになり、とても気持ちがよかった」と顔をほころばせた。