輪島・朝市通り周辺、焼けた建物今も手付かず「地震後から全然変わらない」…発生から4か月
火災で建物が焼け落ちた朝市通りで、犠牲になった知人を悼む女性(1日午後4時13分、石川県輪島市で)=片岡航希撮影
能登半島地震は1日、発生から4か月になった。地震後の大規模火災で一帯が焼失した石川県輪島市河井町の朝市通り周辺では、花を供え、犠牲になった知人を悼む女性がいた。
付近は焼けた建物が今もほぼ手つかずのまま残り、外壁のトタンが風にあおられ、はがれ落ちそうになっている。女性(64)は近所に住む夫のいとこを亡くした。自宅跡を訪れ、「(町の景色は)地震後から全然変わらない。助けてあげられなくてごめんねとの思いがある」と話していた。