竹田麗央、河本結が2アンダーで首位に並ぶ! 午前スタートの最終組がハーフターン【国内女子メジャー第1戦】
竹田麗央は1イーグル、ノーボギー
◆国内女子プロゴルフ メジャー第1戦<ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 5月2~5日 茨城ゴルフ倶楽部 東コース(茨城県) 6665ヤード・パー72>
風が吹くとやや肌寒いものの、前日までの雨も上がりゴルフ日和となった大会初日。指定席であるかのように、スコアボードの一番上に名前を刻んだのが竹田麗央だ。
10番ホールからのスタートとなったが、14番ホールまでパーを重ねる大人しいゴルフを続けていた。ところが、530ヤードの15番パー5で本領を発揮する。
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今週も優勝争いに加わりそうなスタートを見せた竹田麗央 写真:Getty Images
2打でピンまで残り38ヤード地点までボールを運ぶと、58度のウェッジでカップインに成功。今季3個目のイーグルを奪い、いきなり単独首位に立った。
「風にもよりますが、このコースはパー5ですべて2オンを狙えるので、飛ばし屋にはチャンスだと思います」と、前日の記者会見で語っていた竹田だが、前半を終えた段階では有言実行のゴルフを展開したといえる。
今季は2週連続優勝を挙げて、メルセデスランキング1位の座をキープしている竹田と並んで首位タイにつけているのが河本結。今季は9戦してトップテン入りが4回と好調で、メルセデスランキングでも11位につけている。5年ぶりのツアー優勝狙う上でも、好スタートを切った。
竹田、河本を1打差で追うのが、菅沼菜々、森井あやめ、ウー・チャイエン、山路晶、尾関彩美悠の1アンダーグループだ。 全体的にスコアが伸びていないように感じるかもしれないが、コースセッティングを担当した茂木宏美によれば、「今年のグリーンは水分量を調節し、常にいい状態でプレーできるようにしています」と語っていた。たとえ前日に大量の雨が降ろうとも、硬くて速いグリーンをキープできるだけに、選手も苦労していると思われる。
竹田麗央(たけだ・りお)
2003年4月2日生まれ、熊本県出身。2021年プロテスト合格で同期には櫻井心那、川崎春花、神谷そらなどがいる。母親はツアープロの平瀬哲子、叔母は元賞金女王の平瀬真由美という超サラブレッド家系。ヤマエグループHD所属。
山西英希