立憲・泉氏「それぞれ自覚があるはずだ」 自民派閥の裏金疑惑で
記者団の取材に答える立憲民主党の泉健太代表(中央)=2023年12月9日午後2時8分、静岡市駿河区、小林圭撮影
■立憲民主党・泉健太代表(発言録)
(8日の衆参の予算委員会で、松野博一官房長官がパーティー券疑惑について「差し控える」と繰り返し答弁したことについて)黙秘権のような状況になっている。国会で発言することが、自分の首を絞めてしまうから答弁を拒否したいと言っているだけだ。改めて胸に手を当てて、この週末にでも、身を引くことを決断すべきだ。
疑惑が浮上している一人ひとりが適法なのか、違法なのか、それぞれ自覚があるはずだ。違法な行為だったということがわかれば、議員の身を引いていただくことにもなろうかと思う。
旧統一教会の問題も「これからは付き合いません」と、過去を葬り去って、未来のことだけでごまかそうとしているが、過去を明らかにしなければ、本当の意味での浄化は起きない。
どこにどうお金を使っていたのか明らかにすることで、ようやく政治の浄化が可能になる。
今後、予算委員会を開くかどうかで、与党がこの問題に前向きなのか後ろ向きなのか姿勢が表れてくる。当事者である派閥の幹部だけではなくて、党内からどれだけ自浄作用の声が上がるのかも問われている。(記者団に)