水辺を彩る「カキツバタ」が見頃 紀州徳川家10代藩主が造園した「養翠園」 和歌山市
水辺を彩る「カキツバタ」が見頃 紀州徳川家10代藩主が造園した「養翠園」 和歌山市
国の名勝に指定されている、和歌山市の日本庭園「養翠園」では、水辺を彩るカキツバタが、今見頃を迎えています。
和歌山市西浜の養翠園は、紀州徳川家10代藩主治宝が造営した、およそ3万3000平方メートルにおよぶ国の名勝に指定された大名庭園で、四季折々の花や木が来場者を出迎えます。
園内の池の水辺には、およそ150株のカキツバタが植えられていて、例年より4日ほど早く咲いた花が、今見頃を迎えています。
カキツバタは、アヤメ科の植物で養翠園では江戸時代から育てられていて、小雨の中で紫色の花はひときわ色鮮やかに見えます。また、およそ50株のツツジも白やピンク色の花が咲いていて、園内に彩りを添えています。
園主の藤井清さんは「色鮮やかなカキツバタを、季節の花として愛でて頂きたい」と話していました。養翠園のカキツバタは今月中頃まで楽しめるということです。