橋下徹氏「机や金庫の中からいきなり大金が出てくる理由」を解説「ここが検察審査会での審査ポイント」
橋下徹氏
元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(54)が27日、自身のXを更新。政治とカネの問題について言及した。
橋下氏は「机や金庫の中からいきなり大金が出てくる理由」とのテーマで投稿。「今回の検察の立件基準3000万円は、安倍元首相の秘書が立件された桜を見る会を巡る不記載事件を参考にした。ここで重要なのは『収支』の不記載が3000万円。つまり収入約1500万円、支出約1500万円の合計約3000万円の不記載で起訴→有罪。今回、机の中から現金が出てきたり、金庫の中から現金が出てきたりという話が多発しているようだが、1500万円以上の現金を出してきた政治家は立件を免れるためではないかと疑ってしまう。つまり収入について1500万円以上の不記載があり、これを使っているとなれば支出も1500万円以上の不記載となり、収支では計3000万円以上の不記載となるので、立件されてしまう。ゆえに、机や金庫から現金が出たことにして、収入だけの不記載として立件を免れる」と解説した。
その上で、「特捜は、ここはきちんと捜査せなあかんよ。現金が出てきた経緯は国税とタッグを組めば分かるはず。ここが検察審査会での審査ポイント」と訴えた。
実業家の西村博之(ひろゆき)氏(47)も24日に自身のXで橋下氏が自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件について記した投稿を引用。ひろゆき氏は「自営業者が2000万円を受けとり、引き出しに入れたまま忘れた。→脱税。所得税と加算税と延滞税を支払う」「政治家が2000万円を受けとり、引き出しに入れたまま忘れた。→収支報告書を訂正して無罪。所得税も加算税も延滞税払わない。」とつづり「なにこれ?」と疑問を呈していた。