元大関琴風の尾車親方、任期満了まで3年残し相撲協会を退職へ…「後進に道を譲る」
尾車親方
大相撲の元大関琴風の尾車親方(67)(本名・中山浩一)が再雇用の任期満了まで3年を残し、近く日本相撲協会を退職することが8日、わかった。14歳で力士となってから在籍53年。尾車親方は「熱意ある後進に道を譲る」と話した。
三重県出身で、1971年名古屋場所で初土俵を踏んだ。順調に関脇まで出世したが、左膝の大けがで幕下まで陥落。再起して81年秋場所後に大関昇進を遂げ、得意の「がぶり寄り」で土俵を沸かせた。ヒット曲の「まわり道」も出した。
現役引退後は、相撲協会理事として事業部長などを歴任。65歳の定年後は、参与として協会に残っていた。