伊奈でバラまつり 11、12日「サミット」 バラ400種5000株 咲き誇る
「伊奈の月」など町オリジナル品種のバラが咲き誇る園内=伊奈町で
埼玉県伊奈町小針内宿の町制施行記念公園内のバラ園が見頃を迎えた。同園は県内最大のバラ園で、約1万4千平方メートルの敷地に400種5千株が咲き誇る。園内では31日まで「バラまつり」を開催中で、来場者は思い思いに散策しながら色鮮やかな花々に見入っている。
町観光協会によると、今年は桜と同様に開花は遅れ気味で、現在は早咲きの品種が満開状態。今後さらに花の数は増えるという。かれんなピンク色の「イナ姫」、淡い黄色の「伊奈の月」など3種類ある町のオリジナル品種は全て咲いていて園内を華やかにする。
7日に来園した白岡市の主婦鈴木秀子さん(77)は「自然に囲まれた環境の中で美しいバラが見られるので毎年来ている。(雨上がりで)人が少なく、バラの香りも楽しめたので良かった」と笑顔だった。
開園は午前9時~午後6時。入場料は大人350円(18歳以下は無料)。期間中はキッチンカーの販売のほか、週末はステージイベントなどが催される。
また、11~12日には同園などでばら制定都市会議(ばらサミット)が開かれ、バラの街で知られる全国の加盟自治体29市町のうち、伊奈町を含む18市町の関係者が集結。11日午後1時から園内で記念の植樹式を開くほか、サミットでは伊奈町のバラのまちづくりの取り組み発表などがある。(藤原哲也)
【関連記事】”初の「女性太夫」伝統つなぐ 埼玉県指定文化財・横瀬の人形芝居 4年前に移住・天野朋子さん「興味持つ人が増えてくれれば」
【関連記事】”埼玉県知事、東京都の高校授業料無償化に懸念 「教育負担が居住地によって変わっては…」 背景に税収格差
【関連記事】”<パパたちはどう生きるか>番外編・連載を担当して さいたま支局・大久保謙司(35) 妻任せの楽観 問い直す