今永昇太が加入も…カブス内に苛立ちの声「俺たちは昨年よりいいチームなんだろうか?」スポイラ誌が特集「攻撃陣の補強ないのは…」
カブス今永昇太(AP)
カブスは今永昇太投手(30)と4年総額5300万ドル(約79億5000万円)で契約したが、チーム内にはオフの補強に対する不満がくすぶっているようだ。19日(日本時間)の米誌スポーツイラストレーテッドは「カブス選手たち、チームが昨季より良くなっているのか疑問視」のタイトルで特集した。
昨季WAR5・1はチームトップだったニコ・ホーナー内野手は「俺たちは昨年より良いチームなんだろうか? それは俺たち全員が抱いている疑問だ。そして、その答えは俺たち全員がシーズンでどうプレーするかにかかっている」と語った。
鈴木誠也はメジャー2年目の今季、主軸としての働きが期待されている。さらに、同誌は「これまでの春季キャンプで、今永昇太は評判通りの新戦力だと高評価を得ている。今永とカウンセル新監督は、チーム改善のためには確かに必要だった。だが、一方で打撃陣の補強がないのは懸念材料だ」と報じた。
具体的に、カブスの獲得ターゲットFAと伝えられるコディ・ベリンジャー外野手とは、現時点でも契約交渉を始めていない。また、マット・チャプマン三塁手はマリナーズと交渉中だと報じられている。同誌は「ベリンジャーと再契約し、チャプマンも獲得となればカブスにとって絶大な戦力アップだが、それは選手がコントロールできることではない」と、冷めた論調で締めた。