井上尚弥の対戦候補アフマダリエフ 〝モンスター〟を独自PFPで2位評価「偉大なファイターだが…」
井上尚弥
ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(30=大橋)の対戦候補とされているWBA指名挑戦者、ムロジョン・アフマダリエフ(29=ウズベキスタン)が、パウンド・フォー・パウンド(PFP)について見解を語った。
PFPは階級を超えた最強を決めるランキング。階級が異なれば、直接対決がないこともあって常に議論の対象になっている。ボクシング界で最も権威のある米国の専門誌「リング」は31日(日本時間1日)に更新したPFPで、スーパーバンタム級4団体統一後であっても井上は2位のまま。世界ウエルター級4団体統一王者テレンス・クロフォード(米国)が1位となった。
そんな中、アフマダリエフは、米メディア「ボクシングシーン」に持論を展開した。「井上が偉大なファイターであることは間違いない。しかし、私が選ばなければならないとしたら、テレンス・クロフォードをベストPFPファイターとして選ぶだろう。彼はリングIQがおそらく最も高く、それをリング上で強豪相手に証明している。それほど偉大な選手だ」
井上は5月に東京で元世界2階級制覇王者ルイス・ネリ(29=メキシコ)と対戦する見通しとなっており、アフマダリエフとは9月決戦が取りざたされている。そんな状況から、やはり〝モンスター〟を認めるわけにはいかないのだろう。