三谷幸喜氏、松本人志の「お笑いがしたい」コメントに「この方は本当にお笑いがやりたいんだなって、すごく切実に…」
三谷幸喜氏
脚本家の三谷幸喜氏が30日、司会を務めるTBS系「新・情報7days ニュースキャスター」(土曜・後10時)に生出演。活動休止中の「ダウンタウン」松本人志が今月25日に発表したコメントについて、私見を述べた。
松本は28日の「週刊文春」側を訴えた民事訴訟の第1回口頭弁論を前に代理人を通じ、「人を笑わせることを志してきました。たくさんの人が自分の事で笑えなくなり、何ひとつ罪の無い後輩達が巻き込まれ、自分の主張はかき消され受け入れられない不条理に、ただただ困惑し、悔しく悲しいです。世間に真実が伝わり、一日も早く、お笑いがしたいです。ダウンタウン松本人志」とコメントを発表。Xも約2か月半ぶりに更新し、同じ内容の文章をアップした。
この言葉について、三谷氏は「松本さんの件なんですけど」と話し出すと、「真実はこれからはっきりしてくると思うんですけど、その上で1個思ったことがあって」と続けた。
「裁判の前に松本さんがコメントを出されたじゃないですか。あの中で『お笑いがしたい』って書かれてたんですね。『お笑いがしたい』ってのが、すごく何か引っかかって。関西の芸人さんの間ではポピュラーな言い方かも知れないけど、僕ら一般の人間からすると『お笑いがしたい』って、ちょっと引っかかったんですよ。『お笑いがやりたい』なら分かるんだけど、『したい』って。そんな言い方があるんだ。松本さん、そういう言い方をするんだと思って。これって、例えば、『スラムダンク』の『バスケがしたい』と同じで、より深い気持ちがそこに感じられるんですよ」と話すと「お笑いがやりたいじゃなくて、したいんだって。ああ、この方は本当にお笑いがやりたいんだなって、すごく切実に、その一言で感じましたね」と続けていた。