プロ野球平均年俸過去最高4713万円 満足度トップはソフトバンク
「契約更改の満足度」でトップとなったソフトバンクのナイン=みずほペイペイドーム(村本聡撮影)
日本プロ野球選手会(会沢翼会長=広島)は2日、選手会加入選手の今季の年俸調査結果を発表した。開幕時の支配下公示選手716人の平均年俸は、昨季に比べて245万円増の4713万円となり、現行の調査方法となった1988年以降、最高額となった。
球団別ではソフトバンクが6806万円で2年ぶりにトップへ返り咲き、2位が巨人の6243万円だった。最下位は日本ハムの3483万円。リーグ別ではセ・リーグが4923万円、パは4498万円となった。
716人中358番目となる全体の中央値は1800万円で、球団別の中央値はロッテと巨人の2300万円がトップだった。平均年俸1位のソフトバンクが、中央値では最下位の1200万円だった。
契約更改の満足度トップはソフトバンクで、62・79%の選手が「満足」「大きく満足」と回答。最下位は31・58%の楽天となった。同選手会は「ソフトバンクは、査定項目を明確に提示しているため(年俸が)少し上がらないことはあっても満足感につながっている」と分析している。