フル出場の遠藤に最高評価 鍵となるパフォーマンスを英称賛「リバプールの背中を押した」

フルハム戦の遠藤航を地元紙が高評価【写真：ロイター】

リバプールはフルハムに3-1で勝利

イングランド1部リバプールは現地時間4月21日、プレミアリーグ第34節でフルハムと対戦し、3-1で勝利を収めた。日本代表MF遠藤航はアンカーでフル出場を果たし、久しぶりの白星に貢献。英地元紙は遠藤に最高評価タイとなる8点を与え、「攻撃方向へリバプールの背中を押した。鍵となる見事なパフォーマンスだった」と惜しみない称賛を送っている。

第32節マンチェスター・ユナイテッド戦で2-2と引き分けて以降、UEFAヨーロッパリーグ（EL）準決勝第1戦アタランタ戦はホームで0-3の完敗、第33節クリスタル・パレス戦もホームで0-1の敗戦と、本拠地アンフィールドで連敗を喫して急ブレーキ。ELはベスト8敗退、プレミアでは首位陥落と、正念場を迎えているなかで迎えた今節は、前半32分にDFトレント・アレクサンダー＝アーノルドが鮮烈な直接フリーキック弾を叩き込み先制するも、同アディショナルタイムに同点弾を奪われて前半を折り返す。

それでも後半8分、先発に抜擢されたMFライアン・フラーフェンベルフが強烈なミドル弾を叩き込み、同27分にFWディオゴ・ジョタがダメ押しとなる追加点を決め、3-1で快勝を収めた。英地元紙「リバプール・エコー」はフルハム戦に出場した選手を10点満点で採点し、フル出場を果たした遠藤には8点と最高評価タイを付けている。

寸評では「序盤は何度かボールキープに苦しむ場面があったが、後半はチームが軌道に乗る前から攻撃方向へリバプールの背中を押した。鍵となる見事なパフォーマンスだった。球際で競り勝ち、素早く展開した」と称賛の言葉が送られていた。リバプールにとってはリーグ戦3試合ぶりとなる勝利となり、優勝争いの戦線に踏みとどまることになった。（FOOTBALL ZONE編集部）