バイデン大統領、イランに「報復やめておけ」と警告…中東に駆逐艦2隻配備か
バイデン大統領(3月26日)=AP
【ワシントン=池田慶太】米国のバイデン大統領は12日、在シリアのイラン大使館領事部ビルへの空爆を受けてイランがイスラエルに報復を宣言していることに関し、イランに対し「成功しないだろう。やめておけ」と警告した。イランによる攻撃が「遅かれ早かれ」始まるとの認識も示した。ホワイトハウスで記者団に語った。
バイデン氏は「我々はイスラエルの防衛に専念している」と述べ、イスラエルを防衛する考えを改めて強調した。バイデン氏は10日、イランや親イラン武装勢力が大規模攻撃を仕掛ける可能性に言及していた。
米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は12日、イランの攻撃に備え、米軍が駆逐艦2隻を中東地域に配備すると報じた。少なくとも1隻は高い迎撃能力があるイージスシステムを備えた駆逐艦で、他地域から配置転換されるという。