『原神』アルレッキーノが、いかに素晴らしいか力説したい!圧倒的強者なのに揺れ動く、「お父様」なりの子育て論とは

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『原神』アルレッキーノが、いかに素晴らしいか力説したい!圧倒的強者なのに揺れ動く、「お父様」なりの子育て論とは

※本記事では魔神任務と伝説任務「浄煉の炎の章」および、一部プロフィールボイスのネタバレを含みます。

『原神』アルレッキーノが、いかに素晴らしいか力説したい!圧倒的強者なのに揺れ動く、「お父様」なりの子育て論とは

2024年4月24日、HoYoverseのオープンワールドRPG『原神』にて、ファデュイ執行官第四位「召使」ことアルレッキーノが実装されました。彼女は作中に登場する組織「ファデュイ」の中でも高位の人物。

そんな彼女は、水神の国フォンテーヌで「壁炉の家(ハウスオブハース)」と呼ばれる孤児院を運営している「お父様」で知られています。

初めて公にその姿を見せたのは、2022年7月11日に『原神』公式YouTubuで公開された【『テイワット』メインストーリー幕間PV-「冬夜の戯劇」】のワンシーンでした。同じ執行官である「淑女」の死を機に、組織の本部に召集されたのか、全執行官が一同に介するという旨の内容です。

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そこで初めて姿を見せた執行官たちの姿に世界中の旅人たちが熱狂していたのを記憶しています。かく言う筆者も、少年漫画の敵組織が集う場面を想起させるこの映像にはワクワクしたものです。それぞれの執行官を演じるキャスト陣も同時に公開され、そちらの方面でも話題になっていました。

「傀儡」と「少女」が可愛いだとか、「富者」が白朮と似てるだとか、「雄鶏」がプレイアブル化したらアラレちゃん走りになるの確定だとか、色々な話題がありました。そういった中で唯一、カッコ良いヴィランとして真っ当にプレイアブル化の期待が高まっていたのが「召使」です。

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モノクロの頭髪に特徴的過ぎる瞳、どこか中性的な顔立ちでいながら、彼女を演じる森なな子さんの演技がドハマりし、イケメン過ぎる女性幹部として人気を集めていきました。彼女の姿を目にして原石を貯金し始めた旅人の数は計り知れません。もちろん筆者もその1人です。ですが……

「いつ頃実装されるのか?」「また敵のまま死亡してしまうのではないか?」

このように、そもそも”プレイアブル化されるかわからない”大きな不安と、実装されるかもしれないという僅かな期待のせめぎ合いにもがき苦しみながら、数々の魅力的なプレイアブルキャラクターの祈願を見送って、約2年近い歳月を待ち侘びたのが現実です。とても辛かったです。

なにせプレイアブルだろうと人気が出そうなキャラだろうと、殺すときは殺すのがmiHoYo脚本です。今のところは一応魔の手から逃れることに成功しましたが、まだまだ不安は拭えません。しかしながら当の「召使」本人は、恐らくファンたちの心配をよそに世界中の旅人たちと、思う存分テイワット各地を大冒険していることだと思います。

ということで、本稿ではアルレッキーノの実装を記念して、彼女が如何に魅力的なキャラクターなのかに迫っていきたいと思うのです。もちろん記事執筆時点では明かされていない情報もあり、多分に筆者の偏見が含まれていることでしょう。そこについてはユーザーごとに解釈も分かれると思いますので、何卒ご容赦くださいませ。

また、アルレッキーノを語る上ではネタバレが避けて通れないことから、魔神任務第4章と伝説任務「浄煉の炎の章」クリア後を前提とした内容になっています。

◆ 亡き親友の意思を尊重し、子どもたちを自立させる「お父様」

冒頭でも軽く触れましたが、アルレッキーノは孤児院「壁炉の家」を経営しており、世界各地の孤児たちを受け入れています。孤児院の中では親のいない子どもたちから「お父様」と、畏怖の念と敬愛の両方を込めて呼ばれています。

かつてはアルレッキーノ自身も壁炉の家に引き取られていた孤児の1人でしたが、前任の「召使」を殺害して現在の執行官になったことがショートアニメでも明かされていました。

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ファデュイ執行官が経営する孤児院ならば、おのずと組織の計画に関わる施設だと考えられます。前任の「召使」は集めた孤児同士による殺し合いを催し、孤児院の中で「王」たる存在を見出そうと画策したのです。この過程で負傷して生き残った子どもは、執行官「博士」の実験材料に差し出されて悲惨な結末を迎えたようです。

孤児たちをどう扱いどう育てるのかは、孤児院を受け持つ権力者の思想次第だったことが判明していました。恐らく前任者はファデュイに対する忠誠心だけがあって、引き取った子どもたちは計画を達成するための消耗品程度に考えていたのでしょう。

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しかし、新たにアルレッキーノが「召使」を継いだことで、壁炉の家は大きく変化していきました。これまでせっかく生き長らえた孤児たちが権力者の私欲によって命を落とすことが無くなったのです。それでも壁炉の家に長く染みついた厳しいルールだけは呪いのように引き継がれたままです。組織の方針に背く行為は未だ許されていません。

どういった処罰を下すのかは、現在の「召使」であるアルレッキーノ次第となるわけですが、作中では自分を欺こうとしたリネ、リネット、フレミネの3人と、壁炉の家から抜け出そうと画策した子どもたちに対し、表向きは殺意を持って処罰しようとしていました。

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ですが、今回の伝説任務において特に注目すべきなのは、それほどまでルールに固執しているはずのアルレッキーノ自身が、壁炉の家のルールに背きかねない行動を取ろうとしている点です。

リネたちが自身に隠し事をしている=壁炉の家への裏切り行為に等しい、という問題について、表面上では高圧的に処罰する旨を話す彼女ですが、外部の存在である主人公たちの引き留めを都合良く利用し、子どもたちに助け舟出そうと働きかけていました。その姿は、愛する子どもの悪事に目を瞑りたくても立場上難しいので丁度いい理由を作っている構図です。一見すると不器用な父親のようでもありますね。

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とはいえ、劇中での彼女の社交性や立ち回り方は非常に柔軟なので不器用な人物評にはなり得ないでしょう。仮に主人公がリネたちの件に関わっていなかった場合でも、ことの成り行き的に子どもたちの逃げ道を用意していた可能性が非常に高いです。そもそも彼女の行う処罰とは、子どもたちの命を直接的に奪うことではありませんでした。

伝説任務ではアルレッキーノが壁炉の家の「お父様」になってから、”記憶を削除する”ための研究を進めていたことが判明しています。アルレッキーノの代から壁炉の家のルールを破った子どもたちは、死を想起させる「処刑」の名目で記憶を抹消され、赤の他人として生まれ変わるのです。

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かつて、幼かったアルレッキーノの側には”親友”とでも呼べる少女がいました。その少女は前任「召使」こと「お母様」の実の娘でしたが、殺し合いの中でアルレッキーノは友を手に掛けてしまいます。しかも当の「お母様」は娘すら都合の良い手駒の1つとしか見ていませんでした。

アルレッキーノは友を手に掛けて殺し合いに生き残り、壁炉の家の「王」の肩書きを手にした際、苛立ちを覚えたと言います。作中ではハッキリ明言されていませんが、自然と自分の口で少女を「親友」と呼び、回想していたことを踏まえれば、親友を殺さざるを得ない理不尽な状況に追い込まれた不自由への苛立ちとも捉えられそうです。

やがて復讐心のような衝動に駆り立てられていたのか、当時実力差も大きく離れていたはずの「お母様」との死闘の中で、神の目を獲得するにいたり倒したとされています。彼女は、苛立ちを鎮めるために「お母様」を暗殺したと言いますが、アニメーションを見る限りでは、そこまで冷静だったと思えません。

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死んでしまった親友が求めていたのは「自由」でした。彼女は同じ孤児院で育った子どもたちが母の私欲によって殺し合いをさせられる惨状を目にし、さらには自分の命すら手放さざるを得ない凄惨な結末を迎えてしまいましたが、自由への渇望はアルレッキーノの思想へ反映されていました。

壁炉の家のルールを破る者は、縛りや生きづらさによって何かしらの不満を抱えている。それはかつての親友と同じように「自由」を欲しているのと同義です。だからこそアルレッキーノは処罰と題して、子どもたちの記憶を削除し、組織から追放することで完全なる自由を与えてやるのでしょう。親友を失ってから時間が経った今現在ですらも、かつて親友から耳にした自由をまだ理解できていないとも、語っています。

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伝説任務の終盤では、自分の呪いのような力から生まれた友の残滓に対し、彼女が今まで胸に秘めていた考えを答え合わせ的に語るシーンがあります。そこで語られていたのは、子どもたちが自ら自由を求める意思を証明した上で、その自由を約束するという意図。

結果としてアルレッキーノの考える自由への解釈は、親友が十分納得できる理想形だったようです。今まで衣食住と生き抜く術を教えてあげた子どもたちに対する処罰が、父である自分に力を証明させて、価値ある自由を掴ませる……すなわち、子どもから大人へと自立させるところに「お父様」なりの子育て論が垣間見えますね。

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アルレッキーノは新たな「召使」に就任した際、自身を「お母様」ではなく「お父様」と名乗るようになります。憎き「お母様」の利己的な思想は断片すら引き継ぐことなく、もっとも近しい間柄だった親友の思想を模索して、壁炉の家のルールを破った子どもたちに適用しているのです。それだけ、幼少期から共に過ごした親友の存在感が大きかったのでしょう。

今のところアルレッキーノは自分の過去について俯瞰的な物言いをしており、感じたことが本音かどうか分からないような描かれ方をしています。ただし、残滓に過ぎない過去の親友と向かい合う姿を見ていると、人並みに情に脆い部分はあるのではないかと思います。あと、結構親バカな気もします。

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アルレッキーノは、敵対する者には容赦しませんし、これまで登場したキャラクターの中でもっとも誰かを死に追いやっているような描写が多い根っからの殺し屋気質。作中の登場人物の中でも、かなりシリアスな空気を纏っています。

おまけにゲーム内のエピソードから公開中のPV、ショートアニメ、果てにはWebイベントに至るまで、武器の鎌が相応しい死神ぶりです。性根の腐ったような人物を始末している場面ばかりなことから、もしや直接的な「暗殺」仕事だけは子どもたちに依頼せず、案外自分だけでこなしていたりするのかも……?

◆ 合理性を求める性格と“本当の「家」”を実現したい理由とは?

彼女は感情の起伏が乏しいため、普段から会話を通じて穏やかさを演出しています。仕事では障害となる者を容赦なく始末する暗黒の一面もあるので、表と裏の二面生を明確に使い分けているのでしょう。子どもたちも普段からそれを目の当たりにしているのか、あるいは彼女との会話の中で察したりしていると思われます。

“話せば分かってくれる人”のような雰囲気の中には、”言葉を誤れば殺される”といった恐怖をも内包しているようで、それが絶対的な力と存在感を強く醸し出しています。ゆえに、子どもたちから信頼されてもいますが恐れられてもいるのです。ただし、彼女は自分に対する偏見を認知した上で、それがたとえ外部からの評判だとしても「偏見を好都合」な要素として受け止めていました。

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この状況を仮に家庭を持つ父親で例えるのであれば、近隣住民や自分の家族からも「近寄り難い父親」のレッテルを貼られているのに等しいでしょう。普通なら自分の世評のため、せめて家庭内不和になっている現状を打開する努力に勤しむと思いますが、アルレッキーノは「それはそれで良い」といった感じに、ポジティブな方向へ転化しているのです。この割り切ったスタンスの理由は、彼女の好感度を上げると解放されるプロフィールのボイスから一端が見えてきます。

まず、彼女は壁炉の家の次期「王」にリネを選んでいますが、アルレッキーノとリネの性格は似ても似つかないものです。既に魔神任務やリネの伝説任務を終えたプレイヤーならば実感しますが、リネは社交性も高く、兄弟想いで心優しい少年でした。そんな彼を次期当主に据え置こうとしているのは、アルレッキーノ自身が自分では“本当の「家」”を実現できそうにない、と考えているからではないでしょうか。

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彼女は相手に対して常に合理的な選択を提案し続け、取引・交渉の観点で物事を進める交渉人のような性格です。ゆえに外交官としての一面も併せ持ち、最高審判管のヌヴィレットとも交渉を成功させてきました。さらに孤児院の「父」である彼女は、子どもの手本となる立場でもあります。子どもたちに生きる術を教えるにあたって、どうすればことを成せるのか?そんな心得を教導しているのです。

だからこそ自分の弱みを人一倍、あるいはそれ以上に自覚している可能性は高いと言えます。彼女も名前が知られている大物側の人間ですので、交渉というテーブル上でどのような人物かを見定められる場面が多いはず。そこで、弱みを見せれば相手に付け込まれてしまいかねません。そういった観点から、相手の抱く偏見は自分にとっての隠れ蓑といった感じなのでしょう。理性的でどこまでも合理的な人物です。

また、先述した『本当の「家」』というキーワードですが、これまた亡き親友から問われていた課題でした。プロフィールのボイスでは本当の「家」について聞かれたとき「答えられなかった」と語っています。その理由は身寄りのない孤児の集まりで構成された家に過ぎなかったことと、少なくとも利己的な「お母様」が管理していた壁炉の家を不合理と捉えていたからです。

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しかし彼女が「王」の候補に据えるリネはアルレッキーノと異なり、妹のリネットや血の繋がりこそないものの、実の弟のように接しているフレミネがいます。今回の伝説任務では、それ以外の子どもたちとも仲むつまじい様子が描かれていたほどで、子どもたち同士の関係性も一部を除き兄弟同然のように良好。その姿はまさしく「家族」そのものです。

昔のアルレッキーノには、現在のリネのように家族みたいな関係性は築けませんでした。強いて言うならば、唯一描写されている限りで、親友だけが家族に近い間柄だったのでしょう。昔の自分をリネに重ね比較して、自分に足りてない”家族同然の絆”や、”家族への思いやり”を持っている彼だからこそ、『本当の「家」』を実現できるかもしれない……などと考えていたりするのかもしれません。

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現在、壁炉の家においてアルレッキーノは「お父様」であり「王」でもあります。伝説任務の会話では、アルレッキーノが次の「王」にリネを選ぶ理由を直接語りました。そこではやはり”リネが家族を大事にしている”からという理由がもっとも大きいとされています。

アルレッキーノのバックボーンを踏まえた上で彼女が目指す『本当の「家」』を想像してみると、当主の「お父様」を含め子どもたち全員が円満な家族関係で構成されている、そんな世間の理想的な家族像を指している気がしてなりませんね。

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アルレッキーノも元は孤児であるため、具体的に家族とはどういうものなのか、手探りで探求し続けていると思われます。彼女がどういった経緯で孤児になったかはまだ明かされていませんが、少なくとも幼少期から思春期にかけて、自分が間近で見てきた家族とは、親友と「お母様」の関係性だったはずです。果たしてそれは正しい家族のかたちだったのでしょうか。

母が側にいてもついぞ『本当の「家」』を理解できなかった親友の言葉は、今でもアルレッキーノの心に深く刺さっています。そして当時、そのあまりに不合理な「家」の実態を目の当たりにしていた当事者だからこそ、生前の親友が理解できなかった『本当の「家」』を作り上げて答えを出したい……そのように解釈してみると、中々ロマンチックなところがある「お父様」。

実際、親友の残滓との別れ際に「来世で会おう」だなんて言い放つくらいですから、あながち的外れではない気がしています。随所で見せる友達思いな一面も、冷酷な完璧超人に見える「お父様」の素が現れているようで、味わい深いものです。

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◆ こんなところも見どころな「お父様」

紹介しなければならないアルレッキーノの魅力はまだまだたくさんあります。ここでは中でもゲームをプレイしていて気になったポイントを1つずつ挙げていこうと思います。

なにせゲーム的に旅人の冒険に加わる仲間にはなれましたが、その気になれば物語の都合で再び旅人と刃を交えかねない殺伐とした空気感は残ったままです。アルレッキーノ推しとしては、少しでも「お父様」の素敵なポイントをアピールしておき、もっと親しみやすさを強調してあげねばならないと感じています。

■オリジナル料理にもトレードマークの「×」

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得意料理の「タルタルタワー」を制作させると、稀に自身のオリジナル料理「炉火の昔語り」を披露してくれます。彼女は味付けが複雑な料理は、嗅覚と味覚を鈍くさせるので好きではないようです。ですので、こちらの料理にも“余計な味付けがされていない”と記載されています。

プロフィールのボイスでは食材本来の味を活かすことも云々と話してますが、この料理は生肉をそのまま使ったような料理ですので、確かに食材由来の味をダイレクトに楽しめそうですね。味付け用のソースは自分の瞳を模した「×」状にかけていますが、これを結構気に入っているように思えます。

■流行りの言葉には疎い

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外交官として非常に優秀な仕事ぶりを見せてくれる彼女は、フリーナやヌヴィレットの食好みを事前に調べあげたり、リネたちの活動に早くから気づいたりと、高いリサーチ力を見せていました。ですが、子どもたちの間で今流行っている言葉など、いわゆる流行語みたいなものには疎い様子。

彼女の見方としては“安心できる空間を作りたいのだろう”と分析していますが、流行り言葉というのは伝染するように広がっていくもの。子どもたちが彼女の見立て通りの意図で流行り言葉を使っているかは、やや懐疑的です。

可能性としては、孤児院内で特定のグループの子どもたちが身内ノリ的に独自の言葉を使って遊んでいるか、アルレッキーノが普通に勘違いしているだけのどちらかだと思われます。筆者としては後者の説の方が人間味を感じるので推したいところです。

■ジョークの類は苦手かも?

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こちらはタルタリヤとの会話の中で、家族が多いことならではの苦労について話すワンシーンです。タルタリヤにはテウセルやトーニャといった実の兄弟たちがいますが、彼らを例に挙げ、反抗期に入った場合の苦労を想像させるというものでした。アルレッキーノとしては冗談めいたニュアンスで例え話をしたのでしょう。

しかし“「雄鶏」のひげを抜くのにハマる”だとか“髪色を42色に染める”だとか、あまり現実味のない例え話になっており、ジョークの類は下手な感じに思えます。ただ、同僚のタルタリヤがピュア過ぎるのか、そんな冗談ですら真に受けている様子でした。

■旅人にとって1つの目標になり得る?

今回の伝説任務で初めてアルレッキーノと戦うものの、物語の展開的に勝つことができなかった旅人。ファデュイ執行官第四位の肩書きは伊達ではないようです。しかもこの場面からしばらく後に続くリネの独白によれば、アルレッキーノは全力ではなかったことが明かされています。

実はメインストーリー中でも旅人がちょこちょこ敗北を喫する場面はあるのですが、ここまで決定的に敗北を悟らせる場面も珍しい。まるで少年漫画に登場する、圧倒的な力を見せつけて主人公の成長を促す強キャラみたいなポジションです。それを意識しているのか、「私にはまだ勝てない」と旅人に言い残すあたり、いつかは超えられるとも感じているのでしょう。

長々とアルレッキーノについて語り続けてきましたが、願わくば子どもたちと一緒にイベントに参加する保護者な「お父様」を早く目にしたいと思っています。また、今まで秘密のベールに包まれていた彼女をここまで魅力的に描いてくれたのは、嬉しい限りでした。今後実装されるストーリーの中でも、「お父様」がカッコ良く活躍できることに期待しておくとしましょう。

ところで「お父様」は仲間にしましたか?筆者は完凸しました。

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