“努力義務化”ヘルメット 着ければ死亡率半減 通学の高校生に県警と職員が指導 鹿児島
自転車に乗る際のヘルメット着用が、去年4月努力義務化されました。
警察や学校の職員が23日朝、自転車通学する高校生らに着用の徹底を呼びかけました。
(記者)「護国神社交差点では自転車のヘルメットについて指導が行われている」
道路交通法の改正で去年4月から自転車に乗る際のヘルメット着用が努力義務化されました。鹿児島工業高校では、およそ1000人いる生徒のおよそ8割が自転車通学で毎年およそ30件の事故が起きています。
学校は今年度からヘルメットの着用をルール化していて、23日は警察と学校職員のあわせて20人が、通学路で着用を呼びかけました。
県警によりますと、県内ではこの6年間で自転車に乗っていた17人が交通事故で亡くなり、全員ヘルメットを着けていませんでした。ヘルメットを着けることで死亡率が半減するといわれていますが、県内のヘルメット着用率はおよそ1割にとどまっています。
(鹿児島西警察署 松田健史交通課長)「頭部の保護が特に重要なので、自転車乗車中のヘルメット着用に努めてもらうようお願いした」
道路交通法は今月17日に改正され、自転車での信号無視や、スマートフォンなどのながら運転をした場合、「青切符」といわれる反則金制度が2年後に導入されます。
・
・
・