11歳児童らに"ショベル運転" 働かせた対価として1日5000円ほど手渡しか 愛知県警
11歳児童らに"ショベル運転" 働かせた対価として1日5000円ほど手渡しか 愛知県警
愛知県東海市で、11歳の児童らに油圧ショベルを運転させるなどして働かせていたとして、男ら2人が逮捕された事件で、子どもらに対価として、一日5000円ほどの現金が手渡されていたとみられることがわかりました。
この事件は、東海市にある「氷室建設」の代表、氷室優容疑者(46)と、工事部長の小川直人容疑者(38)が、氷室容疑者が代表をつとめる自立支援施設「粋塾」に入所する当時11歳の児童らに、今年2月、油圧ショベルを運転させるなどして働かせたとして逮捕・送検されたものです。
その後の捜査関係者への取材で、2人は子どもたちを一日数時間にわたって働かせ、その対価として、5000円ほどの現金を手渡ししていたとみられることが新たにわかりました。
調べに対し、氷室容疑者は容疑を認める一方、小川容疑者は一部否認していて、警察は氷室容疑者らが子どもたちを従業員と同様に建設会社の勤務表に組み込んで、日常的に働かせていた可能性があるとみて、調べを進めています。
「粋塾」は、ひきこもりや不登校の自立を支える全寮制の施設で、今年3月時点で約20人の子どもが入所していました。
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